『xRテックのバルスが東京・銀座にバーチャルスナックをオープン』

このマガジン『日刊teraが気になるカフェニュース』は、teraが気になったここ数日のカフェ関連のニュースについて、あーでもないこーでもないと言うだけのマガジンです。

〈ニュース概要〉
VRテクノロジー企業のバルスはバーチャルタレントが「ママ」として接客する「バーチャルスナック」を東京・銀座にオープンした。
店内にはモニタの他にカメラとマイクが設置されており、お客とバーチャルタレントが双方向でやりとりをすることが可能。
これらのシステムは同社が開発した「どこでもVTuber」を使用しており、エンターテイメントだけでなくビジネスの現場での使用も検討されている。

このニュース、面白い!

メイドカフェ文化に代表されるファンコミュニティ飲食店のジャンルに、新たな1ページを刻んだというか

もっとも面白いと思った点はメニューの『ママへのドリンクは1杯2000円(特典付き)』というもの。

これ、飲食店の視点からだけで読んだら意味が分からないと思う。

だって、ドリンクって、相手はバーチャルな方だし、飲めないし。バーチャルなドリンク?原価¥0じゃん。

けれども、これはネット動画の投げ銭コメントという視点で読むとよく分かる。

VTuberに限った話ではなく、ネット動画には視聴者が配信者に投げ銭コメントというものを送る文化がある。

たとえば、生配信の動画において、視聴者が投げ銭でコメントを送ると相応のエフェクトが画面に現れたり、アイテムが送れたりする。
配信者をそれを見て、送ってくれた視聴者にお礼を言ったりする。

視聴者はリアルタイムに配信者にコメントしてもらえたり、自分のことを認知してもらえたりするという利益を得ることができ、配信者はファンと結びつきを強めることができる。

そもそもそういった文化がるということを踏まえると、このバーチャルなドリンク¥2000というものは、決して安くはないけれど、そこまでハードルの高いものではない。

飲食店の収益の出し方は日夜様々なところで研究されているが、このやり方は非常に面白い。

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