見出し画像

44.ただただ気持ちが悪い

私はドカタ中は目を閉じている。
そしてもちろん部屋は暗くする。

目の前におじいさんのシワシワのお腹が動いていると、
シミだらけの体が見えると
たばこのヤニで黒ずんだ歯を見ると
手入れされていない銀歯だらけの口内を見ると

ただ、ただただ気持ちが悪くなるからである。

私の顔の目の前で、自分の下半身をおっぴろげにする
男性がいるが、本当に気持ちが悪い。

最悪だ。

そして言うのだ。
『俺のどう?』

正解は
どうでもいい。

そして、やはり
気持ちが悪い。

なぜ、品のないおじさんは
あんなにも気持ちが悪いのだろうか。

品のあるおじさんほど遊び方もスマートであるし
体も、口内もきれいだ。

メンテナンスされた体には、不快感を感じないが、

ジャングルのような体毛と、
ジャングルにぶら下がっているようなシワシワの木の実のような…と
ジャングルから顔をのぞくエレファントカシマシ…


いつ私はアマゾンに迷い込んだのだろうか、と不安の念を抱く。
そして帰りの電車の中で泣きたくなる。

あぁ、何回気持ち悪いと思ったのだろうか。
あと何回気持ちが悪い思いをしないといけないのだろうか。

私はもうアマゾンには足を踏み込みたくない。


より安心安全に異性同士が出会えるプラットフォーム作りのために使用します!