死のうと思って遺書を書こうと思って

苦しくて
ふと死にたくなる時あって。

それが続くと

死ぬ前に遺書でも残しておくか
という気持ちになる。
最後の最後まで承認欲求にまみれたクソ野郎だ。

自分が死んだらさ、

恋人悲しむかなとか
家族悲しむかなとか

気にしてんのよ。

あほやん。
死ぬ時はさっさと死ねばいいのに
そうやって自分が死ぬことで
みんなから注目浴びたいだけやねん。

そうか、君は寂しいんだよな。

せめて借金だけでも返しておこうと思ったけれど
そんなもの面倒くさい。

で、いざ書く内容を決めると

ありがとう

の言葉が出てくるねん。
クソ野郎のくせして。

なんやねん、お前は、
最後の最期までカッコつけなくて
ええのに、クソが。

家族ひとりひとりに、恋人に
遺書を残そうと思って。

書いてみると

あの時はああしてくれて
ありがとう

とか

あの時のあれは楽しかったな
ありがとう

とか

また無意味で楽しい時間を
過ごしたいけれど
もう無理です

とか。

なんや俺は。
結局、

感謝の言葉が伝えたかっただけなんか?

死にたい

寂しいに通じ

寂しい

感謝に通じ

感謝

生に繋がる。

とでもいうと思ったかクソやろう。

ええか、

もう一回、もう一回、

あのiki顔を見るためだけに
今日一日を生きろ。


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