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光彩とバイブレーションの人


窓から差し込む陽光を受け
キラキラと光を弾く

繊細に枝が伸び
きゃらきゃらと嬉しげに実の生る
ガラス細工の木

実はチリチリと鳴り
光彩を振るわせる

根元にはくっきりと明るい影絵を映し出し
暖かな、しかしどこか哀しげな、
愛しさの物語を生む


月夜に浮かび上がる
怪しげな影は
淡く月光の蝶を纏い

憂いを湛えた瞳は
白く満ちた月を見上げて
時を夢想する

透明な夢は
とろりと黒い闇の中に
融けて混じり合う


陰陽の微細な振動が
岩盤を粉々に打ち砕く

岩はやがて砂となり
模様を描きながらサラサラと流れてゆく

何度となく
抉る様に中心から迸り
そして散ってゆく

秩序の内に混沌を押し込め
正邪を愛しそして憎み

複雑なバイブレーションは
外へ外へと
光を求める


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ながさかりえ

サポートありがとうございます!! 綴れる幸せ。

かたじけない。
6
たんたん と。 私がそこに感じとったそのままを。 言葉にするにはあまりにも抽象的であるが故に、あえて見過ごしていた感覚。 けれど伝えたかった本当の部分。