聞き上手は幸せの法則

先日テレビで観たのですが、「何度言ったら分かるの?」の結論が出たそうです。お母さんが子供に、上司が部下に、ミスを怒るときの定番フレーズですね。

調査は予備校生で行っていて、ちょっと複雑な問題の間違いを口頭だけで指摘し、訂正した場合、平均532回言わないと理解できなかったそうです。平均でってヤバいですよね。
ちゃんと添削してあげると、平均20回程度で理解できたそうです。

つまりただ伝えるだけではダメで、分かりやすい方法で、分かるまで教える根気が必要だということですね。

これは予備校生の勉強に対するデータですが、親子や会社での上下関係に置き換えた場合は、もっと精神的な面の影響が強くなるのではないかと思います。
信頼関係を築けているかが重要で…「何度言ったら分かるんだ!」と怒る上司は、人の話を聞かないタイプが多いですし、そういうお母さんも、子供の言い分に耳を傾けることは少ないのではないでしょうか。

そもそも話をちゃんと聞いてくれる人に対しては、こちらも相手の話をしっかり聞こうという気持ちになりますよね? 逆にちゃんと聞いてくれないならば、心を閉ざして、適当な対応になりますよね?
つまり相手の「聞こう」とする状態は、話す側が作っているんです。
「何度言ったら分かるの?」は、そのセリフを言っている側が、相手を聞く気にさせていない、信頼関係を築けていない証拠です。

怒る前に相手の話を聞くように心がければ、お互いに無駄なストレスを抱えずに済みます。日頃から言いたいことをぶつける前に、相手の言いたいことを受け取ってみましょう。そうしたらきっと幸せになれますよ。

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