福井さくらマラソンとプチ観光
先週末、福井さくらマラソンへ行った。
語尾が変だが、マラソン参加ではなく応援者だったので「行った」で正解だろう。
福井県では初のフルマラソン開催であることや、北陸新幹線が開通したのもあってか参加者は15000人を超えたらしい。
今をときめく北陸新幹線に乗りたいのはやまやまだが、土曜日を観光に充てたかったので飛行機で移動した。
金曜日の夜、羽田から石川県小松空港へ向かい小松で一泊。
翌朝、小松駅から電車で福井駅へ。
マラソン大会前日は受付があるため遠方者は前泊する必要がある。
大会によってはゼッケンなど郵送してくれるので前日の受付が不要で便利にも感じるが、遅刻する心配や疲労などを考えると前泊した方が安心なのかもしれない。
とはいえ・・・
前日は福井観光も少しは楽しみたいよね。
プチ観光
まわりたい場所は色々あったが、今回は恐竜博物館へ行った。
私にとって福井県といえば恐竜である。
恐竜博物館の所要時間は1〜2時間という紹介があったが、じっくりまわれば時間がかかりそうなくらい見応えがある。
モダンで立派な施設だ。
もちろんさらりと流して見ることもできるが。
入口前には公園のような広場があり、子供連れも多くにぎわっていた。
福井県全体で恐竜推しなのを至るところで感じる。
恐竜を満喫したければ福井県へ行くと楽しめるはずだ。
今年オープンした恐竜の森という施設も気になる。
まるでジュラシックパークのようなイメージが勝手に膨らむ。
ちなみに恐竜博物館は事前予約が必要だ。
予約していなかったが、ラッキーなことに空きがありうまく入れた。
私の計画にはいつも抜け感がありスリリングだ。
福井さくらマラソン
当日はくもりのち晴れ、気温は全体を通して快適だった。
ランナーにとっては、肌寒かったり暑かったりと気温の変化を感じたらしい。
でも雨よりはマシだろう。
前に行った富山マラソンと同じく、福井さくらマラソンでも沿道の人たちの声援がとても温かかったのを感じた。
声援って本当にパワーをもらえるらしい。
さて、応援者のスケジュールは暇そうでいて意外とせわしなかった。
まずスタート地点で見送りし、ホテルへ戻って1時間ほど休憩。
その後20km地点の森田駅へ電車で移動して応援する。
見送った後、再び福井駅へ電車で移動。
この移動では思い出深い経験をした。
2両ほどの小さいな電車に応援客がすし詰め状態になったのだ。
30分に1本しかないローカル線なので、出来ればみんな乗り込みたい気持ちは分かる。
そんな中、知らない大勢の人達に囲まれて驚いたのだろう、小さな子供が大声で泣き出してしまった。
両親が必死になだめるがなかなか泣き止まない。
すると子供と知り合いではなく、たまたま近くにいた一人の女性客がスマホでアンパンマンのYouTubeを見せはじめると子供は泣き止んで落ち着いたのだった。
そんな勇気あるやさしい行動に、私までほっこりさせてもらった。
おかげで、あの満員電車も良い思い出になっている。
福井駅に着いたら、徒歩30分ほどのところにある水羊かんの店「えがわ」へお土産を買いに移動。
ケンミンショーで「福井県民は冬にこたつで水羊かんを食べるのが習慣」と知り、食べてみたかったのだ。
食べやすいほんのりした甘さで水々しく美味だったので、労力をかけた甲斐があった。
ランチはどこも行列だったので、いなり寿司を買って近くの公園で食べた。
そんなこんなしていたらゴールする時間になり、沿道へ応援に戻る。
応援ナビというアプリがあり、選手番号を入力すれば現在地が分かるシステムになっている。
これを見れば、給食を食べたりして止まっている様子もバレバレのアプリだ。
最後にフィニッシュ地点で記念撮影。
前に故障で途中棄権したマラソン大会では、落胆した姿がかわいそうだったので今回は完走できて本当によかった。
そんなこんなで応援者の私も18000歩と、なかなか疲れた1日だった。
スニーカーを履いていて本当によかった。
ちなみにランナーは6万歩だったらしいので、相当疲れただろうと思う。
完走メダルは桜の形をした小ぶりのもので素敵だった。
刻印も凸彫りになっていて珍しい。
毎度ながら、走る人々を見るのは感動する。
マラソンに出場する人の気持ちは様々だろうが、うちの夫の場合は「走るのが好きなわけじゃない」らしい。
どういうこと?と思ったら、本人いはく「修行のため」なのだそう。
たまには限界に挑戦したい気持ちの表れだろうか。
私が「山登りが好きなわけじゃないけど、山に登りたい」のに似ているのかもしれない。
ではでは。
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