文化拗らせ太郎の愚痴です
文化会館って何なんだろう。
文化を醸成する、なんて大層な御題目掲げたところで、文化なんてのは人と人の間に生まれ作られていくもの。人無くして文化はない。
人の間に生まれるモノの中で、実益はそんなにないけれど需要のある、なんだか興味の惹かれる物。価値が見えにくい物。そんなものたちにとりあえず枠組みを与えるため言葉にして説明したのが「文化」という言葉なように思う。
で、そんなわけのわからん変容し続ける多様性の塊みたいなもんを、更に資本主義の、社会性の檻の中に閉じ込めるのが会館の仕事。
そうでなければ、野っ原でも、どこでだって人さえ集まれば文化は育めるし、そうである方が文化は自由に羽ばたける。
というところがスタートラインだと思うんですよ。
ご自身で芸術活動されている講師の先生方の本業を奪う事は本末転倒で。むしろ彼らの第二の拠点になれるよう努力することが「文化の醸成」に繋がるのであって、「人が集まらない講座は閉じて、携帯の使い方講座やろう」なんてのは短絡的すぎるように思う。
そもそもその講座は老人福祉会館とか携帯会社の仕事だと思うし、やるならせめてお絵描きアプリの使い方、とか、ガレージバンドの使い方、スマホで写真をインスタに上げろよう、かもしれない。
文化会館に勤める文化拗らせ太郎の愚痴でした。
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