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表層を撫でるだけじゃ

表層を撫でるだけじゃ嫌
もっと深く愛でて

深く理解するには
狭く範囲を絞らなくちゃいけないから

ジェネラリストの育成が目的?
じゃあ仕方ないけど。

意図的・無意識的に
ジェネラリストの時間間隔の重んじられる多数決の社会

*

もし サイン・コサイン・タンジェントを
深く愛でられたなら

人の脳はそれを演繹し
もっと世界を理解するだろう

都度都度テストをし
成績をつける手段とするのを放棄して
週7時間 ターゲットとする意言語環境に生徒を委ねられたなら

そこに喜びがあったなら

年若い脳はその必要性をいともたやすく悟り
本来帰納的である言語獲得のプロセスを歩み始めるでしょう

自然言語はヒトだけに天賦された人を人たらしめるギフトなのだから

だから 

冒涜はやめようよ

どうして待てないの?

なぜ効率を要求するの?

人の脳の可能性に 制限をかける教育なんて!

*

AIのディープラーニングなんて目じゃない
わたしたちの脳機能

放り込まれた情報を人類の無意識の英知とさえつなげて理解してくれる

ソフィーの世界でシルクハットから取りだされた
ウサギの毛の一本一本の根元にとどまるノミの生き方ではなく

とりだす“かの手”として
その意思のしもべとならんことを。

*

表層を撫でるだけじゃ嫌
もっと深く愛でて

人間の英知が独り言ちている

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