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むつかし屋の感受性・『アメリ』と16 personalities

絶望的に内向的な彼女の希望

わたしの世界をすでに分かち合っているのなら

わたしの領域に入って来ていいよ

そうでなければ

すべては侵入者

防衛心は自動的にそいつらを締め出して

あの子はかたくなに身を縮こめるだけ

そうしていつしか

縮こめた身体と心に凌駕されて

その子は当惑しつつも

抜け出し方が分からない

絶望的に内向的な彼女は

それでも世界を分け合える人間が

この世の片隅にいると信じたい。

15NOV2020
2S.O

***

『アメリ』という映画を観た。

ずっと観たいと思っていて、実は既視感さえ持っていて、恐らく私の前髪がしばしばぱっつんなのも少なからずその影響があるのだけれど、

でも実際観ていなかった。


何で今、観たのか?


「18 personalities / 18の性格診断テスト」をやったことはあるだろうか?

(ない方はぜひ。)→https://www.16personalities.com/ja


自分の性格の扱いづらさにどうしようもなさを感じていて、

2年ほど前、友人に紹介されてテストしてみたこれを思い出した。

結果はその時もう出していて、INFP(仲介者)。それを読み返した。

以下抜粋也:

しかし、他の外向型とは異なり、仲介者型は、ごくわずかな人々やひとつの価値ある目的にのみに集中し、一度に多くのことをやろうとすると力尽き、さらには世の中のあらゆる修復不可能な悪に落胆して、打ちのめされることさえあります。これは、仲介者型の人達の楽観的な見方に頼ろうとしていた友人にとって、悲しい光景です。

善を探求するあまりに自分自身を見失い、生きて行く上で欠かせない日常生活の維持を疎かにしてしまう可能性もあるので注意しましょう。仲介者型の人達は、他の性格タイプよりも、よく思いにふり、楽しみながら物事をあれこれ想定したり、哲学的な事柄について思い巡らせたりします。放っておくと、まるで隠者のように引きこもったまま連絡が途絶え、友人やパートナーが、多大なエネルギーを費やして、現実世界に連れ戻すことになります。

幸い、春には花が咲くように、仲介者型の人達の愛情深く創造性に溢れ、利他的で理想主義的な気質は、常に戻ってきます。そして、行く先々で仲介者型自身とその家族や友人に、おそらく理論や実用性ではなく、思いやりや親切な心、美に息吹を与える世界観をもたらすのです。

 …こう、代弁してもらうと、なんだか泣けてくるよね(笑)


そう、必ず戻ってくるのだけれど、失望に日常を疎かにさせてしまう。

INFPの説明書きを見ると、ほんと、使えねー奴じゃのぅ…と思う。実用的じゃない。

そこがいいんだけど。生きづらい。

そこを強みにしてくしかないんだけど。

**

 英語ページに行くと、さらにこのタイプの人の仕事やパートナー関係等々、細かい分析がみられるのだけれど、その中に「このタイプの著名人」というセクションがあり、その中にかの映画の主人公「アメリ・プーラン」を見つけて、よし観てみようと思った。

 ホメオパシー的に、同類を治癒できるのは同類でしかないから。


 それで、思ったのだ。

 むつかし屋の感受性は厄介だ。

 けれどもそれを分かち合える人はどこかにいる筈だ。

 世界は変人とその性向で満ちている。

 意外にもそれは臆病と利便性のために隠されているだけ。

 "People are just people, like you."


 ただ、私はその手を一度離してしまったから、

 体ではなく心が、アメリに出てくる絵描きの硝子お爺ちゃんのようになり

 人間関係を結ぶのが何にも増して欲しいのに怖くてしょうがないのだと。


希望なしにどうして毎日を生きられよう?

彼女は空想に逃げ込み、眠りを貪る。



18 personalities, あなたは何型でしたか?


(後記)

18じゃなく、16 personalities でしたね。

8と6って、色が似ているので(どちらも暖系色)、間違えます(にっこり)

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