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苺を苺として🍓

少し黙る、指のおしゃべり
圧倒的な重力

今日も目覚めると
ヒンディー語と音楽

いちご農家が苺を、
ひたすら愛して育てた苺

どうしてその個性を
愛さずにいられよう?

規格外といって、
はねてしまえようか?

冗談で武装した
優しい人をみた

彼の優しさと
世渡りを両立させる

優しく滑稽な
力を抜いたようなライン

不器用なわたしの憧れる
器用な世の中との一線

あれができたら楽なのかな?
あれができたら楽なのかな?

生徒に1日に二回も
お疲れさまですと言われた

力の適度に抜けた授業
できたらいいのにな

まあ、初めはこんなもんでしょう
遊ばせどころは
圧倒的な数をこなさないと
見つけられない
初めから脱力してたら
得るものも得られない

お疲れさまです、わたし。

苺を苺として愛でられる
まっとうな審美眼と腕力を
磨いていこう

مسفر نحين حي
ノー・プロブレム

Jan2020
-satomi

*理性のことば✳︎

わたしは詩の言葉、として不定形散文詩を書くのが好きなのですが、最近、平常運転に戻りつつあり、すっかり左脳ばかり使っており、詩の言葉が降りてこなくて寂しく思っています。

右脳モードと左脳モードをうまく使い分けられたらいいのにな、と思いながら、過去に書いたものを見返してみると、行間に心揺さぶるできごとが蘇ってきたりしてハッとさせられたりする。その瞬間に体が戻ることはないのだけれど、心と感覚はある程度再生可能だからすごいですね。

言葉の力を感じると共に、音楽もつけられたら言語を超えるからもっといいのにな、と思うまく傍ら、異言語間のブラックボックスを彷徨うのをこよなく愛しているので、私はやっぱり言語に執着し続けるんだろうな、と思います。

2020年5月30日 記



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