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材木屋の詩

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気の散るままに散文します。
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記事一覧

感性と情報と。

どんな有益な情報よりも 目の前の些細なものごとに動かされた あなたの心と、わたしの心を 共…

秩序

秩序 生活の秩序を 両極の世にあり 雨露しのぐ屋根の下だけは 揺らぐことのない小宇宙を 自…

岩戸と子

岩戸顕在意識はわたしをいじめる じわ、じわと 戸口を塞ぐ たとえ開いても、それは不法なこと…

だるまさんと達観

蚤の目線 鳶の目線 めくるめく想念 #よいこと #わるいこと いったんタグづけ解除の術★ 可…

[散文詩]とっとと子ども時代を終えて

Pamper not, thy ego by exploiting others' time. Your being yourself and serving to its …

わたし、詩(うた)が好き

 『竜とそばかすの姫』を観たのは、9月のことだっただろうか。  主人公の女の子を通して、…

具象無象/Prerequisite Introvert

具象無象 結局、わたしにとっては 具象のものの成す意味は 内面の理解やそれに伴うこころが クリアであることに比べたら 途方もなく薄いのだろうな 五日ぶりに日記をつけていると そのことがよくわかり 外とのつながりをともすると欠きそうな自分を すこし哀しくおもう 同時にわたしは期待している そういう内面のあれこれに ものすごい比率で重みを置いて 日常 が自分に求めてくる(と思っているもの)ものを どうにかやり過ごしていて そちらの方で人と手をつなぎ 瞳を交わすことを希求して

【書記の文】陰陽の螺旋

女性性に降伏できない男性性に想い巡らしていたら、降りてきた詩編です。どうか、すべてのひと…

灯台・照明

灯台 蛍光灯の灯りなど目指してたくはないんだ あかあかと灯る漁火を浜辺で焚きあげてて欲し…

君に食傷したい

君に食傷したい 君に食傷したい 聴かせてよ 根も葉もない戯言 AIもすなる言語生成 たじろ…

くさまくらひざまくら

忘却草とときぐすり わたしはすべてを通過して うしろへ記憶をおいてくる ひざにまくらす く…

[散文二編]勝手な幸せ/ひぞえのくに ひなたのくに

家族も子どもも恋人も 勝手に幸せになってくれればいい あなたの幸せを あなたの思う わた…

親和と狂気、規則性のしもべ

Out of Autism, Ode to Creation Why am I like this? Sheltering myself in Miyazaki leavi…

[散文]創作の虜/きりとちりと、感性のはな

創作の虜「寝ても覚めてもきみが離れない」 「虜になってたい」 君に心踊る 惹きつけられて、止まない だいすき だいすきだよ ことばは己の限界を知る 胸の、てっぺんのペンダントトップの揺れる場所 紅い菊の花びらのように開き 放射状に、わたしを、包む わたしが死んだらあなたは泣くだろう わたしが死んだらあなたは船出を祝うだろう 霧のごと 消してしまいたい 詩篇と、メロディのあいだに横たわる 具象化への戸惑い きりとちりと、感性のはなミッション系の高校のチャペル 結婚式は皮