見出し画像

夜の魔法

 ホウキにまたがれば、そのまま飛んで行けそう。

 都会の雑踏が、くぐもって聞こえそうなほど、高くへ。

 そのまま、手元も、わたしを支えるホウキさへも見えないほど、暗い場所へ到達すれば、

 もうそこは宇宙で、

 どこまでも無限に広がっていて、

 わたしは限りなく、飛ぶことへの喜びを、

 知らない場所へ行く好奇心を、

 新しい星を見つける知的探究心を、

 永遠に、悠久の中で感じ続けることができる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?