牧場物語の思い出~愛とリビドー編~

わたしのすべらない話鉄板ネタの一つに「プレイステーションソフト:牧場物語ハーベストムーン」の思い出話があるので披露したいと思います。

牧場物語ハーベストムーンの、まだ男の子主人公しか選べないバージョンの話ですが、このゲームが人生観を変える素晴らしいゲームだったことを今でも鮮明に思い出します。

ほのぼの箱庭系ゲームの王道だと思うんですけど、ハーベストムーンが出たころのゲームってまだまだ表現制限が緩い時代だったかと思うんですよね。

今でも、深夜に鶏を襲いに来る野犬をクワで攻撃して撃退する一幕を覚えています。動物愛護の観点から云々とか言い出す人は当時いなかったんでしょうね。

現実世界の弱肉強食感が情け容赦なく伝わってくるいいゲームじゃないですか。世の中の親御さんはもっとそういうダークサイドを子供に見せたほうがいい。

それはさておき、牧場物語って恋愛シミュレーションゲーム的側面も有しているじゃないですか。今は女の子主人公も存在しているので、なにやら乙女ゲームをやっているような感覚も味わえると思うんですが。

ハーベストムーンにもその要素は存在していて、せっかく結婚できるなら結婚したいなと子供ながら思うわけです。

ゲームだから基本的に頑張れば報われるんだろうな~と思って、毎日欠かさず恋した女の子に散々貢物をしたのですが、その女の子がほかの男に寝取られるシーンを目の当たりにしたときは、コントローラーが手から滑り落ちるほどの衝撃を受けたものです。

エリィおのれゴラァ…ハートマークめっちゃ赤かったやんけぇ…。ワシが冬の鉱山で過労でぶっ倒れるくらい必死でとってきたオリハルコン(だっけ)で作ったネックレス貰うだけ貰っといて他の男と結婚するんかいッッッ!!!!!

しかも職場の診療所のドクターと看護師で職場結婚とかよぉ、結局地位や安定した収入がええのんか?!ええ???!個人事業主でも牧場経営者は嫌なんかァ!!!

おまけにプロポーズするのに必要な青い羽根っていうのがあるんですけど、それを怪しげな行商人から定価の10倍で買ってしまうという悲劇もあってですね。詐欺の要素がほのぼのゲームに実装されている不条理ももれなく味わいました。

とまあそんな具合でですね、別に恋愛ゲームでも何でもないのにNPCに寝取られるっていう。今の牧場物語ってどうなんですかね?子供トラウマになるで。

それでもって、失恋の痛手をいやすべく、二番目にハートマークを赤くしておいた宿屋の娘と結局結婚したわけなのですが、その子とはいつまでたっても子供ができませんでした。

家を増築しても、夜になって妻に話しかけても、なんか次の展開が起きない…。おまけに結婚後に話しかけるとたまにハートが小さく黒くなるという、何か勘繰らざるを得ない展開になっているのも気になる…(バグだと思うんですけど)

もう、子供はあきらめよう。わたしは小学生ながら思ったものです。妻となった女は主人公に何一つ応えてくれない。そのフラストレーションを、必死で仕事にぶつけました。

そして、一心不乱に仕事をして、ようやく資材を蓄えてできたビニールハウスで、新たな作物を育てようとしたわけですが、時期が夏でしてね。

ハーベストムーンは夏は台風、冬は大雪に見舞われると、ビニールハウスが50%の確率で壊れるんですが、壊れました。


わたしの牧場物語の思い出、以上です。

モンハンに夢中になって以来、そういえばゲームってやってないなあ。

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