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学生時代にベンチャー企業へ入社。今では複数部門を統括するマネージャーとして、医療福祉業界を本気で変えたいと思っている男の話

大学4年生の時にセカンドラボに入社し、現在はコメディカルドットコム事業の3チームを統括するマネージャーとして活躍中の加藤直也さん。営業、カスタマーサクセス、広報、マネジメントと広範な領域で先頭に立っている加藤さんのこれまでのキャリアをご紹介します。

<プロフィール>
名前:加藤 直也(かとう なおや)
生年月日:1992年7月22日
趣味:野球観戦、ゴルフ
入社時期:2017年5月

学生時代:北海道大学で日本史を専攻。部活では射撃部に入り、インターハイにも出場。
1年目:医療福祉領域の転職プラットフォーム「コメディカルドットコム」のインサイドセールスからスタート。介護施設の採用支援を行うチームの1人目として配属。
2年目:チームの売上が徐々に立ち始め、メンバーの人数も増えてきたので教育・OJT業務にも携わる。併せて、チームの売上向上のための様々な施策を企画・実行していく。
3年目:チームリーダーとして介護チームのマネジメント、予算策定をメイン業務として担当。並行して、新たな取り組みとして広報業務にも自ら立候補し参画する。
4年目:広報業務を更に加速。厚生労働省への働きかけを主導し、「おとり求人問題の是正」に努める。
5年目~:介護チームの他に2チーム、合わせて3チームを統括するマネージャーに。チームマネジメント、予算策定、広報、人事業務と業務の幅を広げ活躍中。


ー まずは学生時代のことを簡単に教えてください。

北海道大学に進学しました。「なぜ北海道に?」と聞かれることが多かったのですが、地元から離れた土地で生活してみたい、何となくの憧れ、興味ある分野を学ぶことが出来る環境、そして自身の学力など様々な要素が重なり合って、縁あって北海道で学生生活を送ることになりました。部活では少し珍しいですが、射撃部に所属していました。部活動とはいっても比較的自由な環境でしたので、自主練がメインです。
うまくなりたい、成績を残したいという想いがあり、授業終わりに練習場に通い、授業が無い日は朝から練習していました。熱心に取り組んでいたと思います。インカレに出られたことは良い思い出ですね。ただ、北海道には射撃部がある大学は3つしかなく、競技人口も多いわけではないので出場を勝ち取ったというよりは温情で出させてもらったという方が近いかもしれないですね。苦笑

ー 学生時代にセカンドラボに入社

ひょんなことから大学4年生の時にセカンドラボに入社しました。セカンドラボは医療福祉業界専門の転職プラットフォーム「コメディカルドットコム」を運営していて、私は全国の介護施設の採用支援を専門に行うチームへ配属になりました。実は、このタイミングで正式に介護施設の専門チームが発足となり、私は1人目のメンバーとしてのアサインでした。最初は各介護施設に向けた電話でのインサイドセールスからスタートしました。コメディカルドットコムを導入してもらうことはもちろんですが、その施設で潜在的に抱えている課題は何か、どうすれば効果的に職員の採用を実現できるかをクライアントに伴走する形で一緒に考えていました。

ー どんな時に達成感・充実感を感じていましたか?

最初こそインサイドセールスで営業メインでしたが、介護チームが正式に発足するまでにも全国で数百件の介護施設と取引があり、私が一手にそれらの介護施設の専任担当となりました。右も左も分からない状況ではありましたが、何とか採用面で力になりたいという使命感で忙しくもモチベーションを高くもって仕事に取り組めていました。最前線の現場でクライアントと多く接点を持てたことに充実感を覚えるとともに、この時の経験が今の私の礎になっていると感じています。

ー 2年目からはチーム運営に軸足を置いた業務にシフト

2年目になると、クライアント数も順調に増え、チームとして売上も立ち始めてきた時期でした。なので、チームに新しいメンバーを迎え入れることも多くなってきたタイミングで、これまで通り自身が担当するクライアントの採用支援を行うことと併せて、メンバーの教育・OJTにも積極的に携わるようになっていきました。
この頃からチーム単独でしっかり収益を出していくことに意識が向き始めたこともあり、様々な施策を考え実行に移していきました。新規開設する介護施設へのアプローチやDM、情報収集のため自治体に積極的にコミュニケーションを取りに行くなど。方針なども誰に言われたでもなく自分で動き、1年目とはまた違った学びの多い年でした。

ー 広報業務には自ら立候補

セカンドラボには「現状維持は退化しているのと同じ」という文化があります。なので、自分のキャリアアップのため、常に新しいことにチャレンジしていくことを大切にする社風が醸成されています。他の社員がマーケティングやコンテンツの企画など、活躍の幅を広げているところを見ていて触発されたところもありました。会社としてこの頃から広報業務にも力を入れていこうとなっていたので、迷わず手を挙げてやらせてもらいました。もともとリサーチや資料作成は自分の領分で、どうやったらセカンドラボの取り組みがメディアや世間に刺さるかを考えるのは楽しかったです。

ー 医療福祉業界の転職市場に問題提起

医療福祉業界では「おとり求人」という問題が横行していることが問題視されていました。転職市場の健全化を図るために、おとり求人を問題提起することは業界的にも、セカンドラボとしても非常に社会的意義のあることと考えていました。
まずは業界の内外を問わずこの問題を認知してもらうためのPRの下準備、併せてセカンドラボのことも認知してもらうよう外部の広報支援会社とも連携を行い、ラウンドテーブルの開催に向けて準備を進めて行きました。最終的にはメディアを十数社集めて記者発表を行い、各種媒体で取り組みを記事にしてもらいました。世の中におとり求人という今までにない新たな切り口から問題提起をできたことは一つ会社としても自分としても成果になったのかなと感じました。

ー チーム運営も引き続きメイン業務として

4年目も前年に引き続き、「おとり求人問題の是正」に軸足を置き、労働局と厚労省に働きかけを行いました。PRはある程度やってきたので、今度は具体的な問題の解決に向けて行政の協力を得ながら、業界を変えていく必要があります。ただ、セカンドラボ1社だけではまだまだ弱いので、クライアント1000社以上から署名を集め、我々の理念・目的に共感いただける多数の医療福祉業界のみなさんと一緒になって解決を目指し奔走しました。

ー 広報業務も次のステージへ

これまでは「おとり求人問題」を軸に問題の存在を知ってもらうためのPRや、是正に向けた行政への働きかけを行ってきました。医療福祉業界の転職市場の適正化を実現するには一つの問題を解決すればOKというわけではないので、別の切り口での問題提起も必要と感じていました。我々が業界の問題と強く感じていたのは「紹介手数料の高騰」でした。そもそも「コメディカルドットコム」は人材紹介に取って代わるようなサービスを目指して産まれたわけですから、この問題に切り込んでいくことは我々のPR活動の本丸と言えます。これは現在(2023年4月時点)も活動半ばで継続中の取り組みになります。

ー 3チームを統括するマネージャーに

2021年(5年目)は広報業務以外にも個人的に大きな動きがある年でした。当時コメディカルドットコムは4つのチームに分かれていたのですが、そのうちの3チームを統括することになりました。今までは1チームで10名程度のメンバーを束ねていましたが、それが純粋に3倍になり、やりがいと難しさを感じました。メンバーの評価やキャリアアップのためのフォローなどもこれまで以上に一層自分の中で注力していきました。

ー 特に感じた難しさはありますか?

もともと介護畑を歩んできたので、介護業界にはある程度精通しているつもりでしたが、他のチームのことや医療業界はまた別物でした。病院がどういう課題を持っているのか、他チームの運営方針やメンバーの特性など、まずは状況をつぶさに把握していくことから始めました。そこから、各チームのこれまでの運営方針を基本ベースとしつつ、改善や肉付けをした方が良いところは、私のこれまでの経験を元に修正を行いました。
全メンバー30名以上を正確に把握しきることは難しいので各チームのリーダーともこれまで以上に密に連携を取っていきましたね。

ー 現在はどんな業務を行っているのですか?

前年の業務内容をより精度を高く膨らませていっているイメージです。各チームの目標・予算管理に始まり、メンバーの評価やフィードバックにも積極的に関わっています。また、主力事業の「コメディカルドットコム」において、今後どういう施策・キャンペーンを立てていくかなどの旗振りも先頭に立って行っています。
あまり詳しくは言えませんが、また新たな事業も立ち上げており、次はそこで如何に収益化をしていくかが喫緊の課題ではないでしょうか。


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