不採用のショックから立ち直れない!そんなときのヒントとは
セカンドゴングのBBです。
転職活動をしていて、不採用通知が届くとやっぱり落ち込みますよね…
でも最初のころは、少し落ち込んでもその後は気を取りなおして、前向きに活動を再開できるでしょう。
しかし、長い間不採用が続いてしまうと、
・不安
・自己否定
・あきらめ
こういった感情が心のなかを占めてしまいます。
誰かに話を聞いてもらえば少しはスッキリするけど、不採用の話は意外と親しい間柄でも言いづらく、孤独感に打ちひしがれがちです…
今回は、そんな状態のときの立ち直り方についてお話ししていきます。
メンタルの切り替えができる人ほど、早く内定を勝ち取っている
スポーツにおいて圧倒的な結果を残している人は、メンタルの切り替えがとても上手ですよね。
でもそれは、何もスポーツ界だけに限ったことではありません。
筆者は10年以上、キャリアコンサルの仕事をしてきましたが、やはりメンタルの切り替えができる人ほど、早く就職を勝ち取っているのも事実です。
不採用が続いて落ち込んでいる場合は、メンタルの切り替え方を心理学から学びましょう。
メンタルの切り替え方を知ることで、不採用でも段階的に立ち直ることができ、気を取り直して就職活動を再開できます。
具体的な立ち直り方
それでは、具体的に立ち直り方を確認していきましょう。
以下の図は、交流分析という心理学の分野で活用されている、「OK牧場」という人生の立場を表した図です。
人生の立場とは、私(自分自身)とあなた(他人や世間)について、「どのように認知しているか」を示しています。
認知は4つに分かれており、
①:私もあなたも正しい(OK)
⇒自他を肯定
②:私はダメ(NOT OK)、あなたは正しい(OK)
⇒自己否定感でいっぱい
③:私は正しい(OK)、あなたはダメ(NOT OK)
⇒他者否定の状態
④:私はダメ(NOT OK)、あなたもダメ(NOT OK)
⇒自己も他者も否定
上記のような分類となります。
通常は①の状態を長く保つのですが、ストレスが強くなると、その人のタイプによって、②または③の状態に移っていくのです。
そして不採用が続き、さらに落ち込んだストレス状態は④に該当します。
「自分のような人間なんて採用になるわけはない」
「何をやってもダメな人生だった、自分のいいところなんて分からない」
「学歴や面接上手なやつを優先するなんてひどい会社ばかりだ」
こんな心境におちいってしまうのです。
では、いったいどうやって立ち直るのでしょうか?
それは下図の矢印ように、4つの認知について「④ ⇒ ③ ⇒ ② ⇒ ①」の順でさかのぼっていきます。
間違っても、ストレスを埋めるために、過度の飲酒や喫煙、過食、夜遊びなど、一時的な気晴らしに逃げないようにしてください。
たとえ一時的に①の状態になったとしても、すぐに④の状態に戻ってしまいます。
まずは自分を肯定することから始めてみましょう。
注意してほしいのは、絶対に④⇒②の状態へ行こうとしないこと。つまり、反省から開始しないことです。
まずは③の状態になるように、
「自分にはいいところがいっぱいある」
「家族には感謝されている」
「試験に合格した」
上記のような、過去のポジティブな成功体験を思いだしてみましょう。
そして少し元気がでてきたら、次に③⇒②の状態へ、ここで初めて自分を省みてください。
・会社の選び方
・職種の選定理由
・面接当日のコンディションづくり
といったことなど、もう少し工夫できるところはないかを考えてみましょう。
そうしているうちに、①の状態に戻れているはずです。
ここで、交流分析という心理学において、哲学となっている言葉を紹介します。
「過去と他人は変えられない」
つまり、変えることができるのは、「未来」と「自分」だけなのです。
まとめ
今回は、就職活動で不採用が続いてしまったときに、メンタルを切り替えて立ち直る方法についてお話ししました。
・メンタルの切替え方を心理学から学ぶことによって、早く立ち直り就職活動ができます。
・立ち直るために、飲酒や喫煙、過食、夜遊びなどに逃げる行為は、一時的な効果しかなく、長い目でみるとプラスには働きません。
・「過去と他人は変えられない」、変えられるのは「未来」と「自分」だけです。
セカンドゴングでは、40代の転職を成功させるためのヒントを数多くご紹介していますので、ぜひ参考にしてくださいね。
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