私が水商売を始めたきっかけ①
高校3年生の時は、進学校の図書委員長でした。年間100冊くらいは読書するほど本の虫の私でしたが、当時はまっていた音楽ゲームの影響で、トランスやユーロビートに興味津々で、部屋のステレオを鳴らしながら90年代のユーロで揺れているだけの私でした。高校生の感性にはこれさえエモなのです。
そこで、ナマの音を聞きたくクラブに興味を持つのは自明の理。
当時のクラブのイメージは、キャバ嬢みたいなお姉さんがボディコンのようなセクシーな衣装を着て踊っているというものでした…(姫トラの影響?)少なくともダサい格好では行けませんよね。
当時は、なりたい職業ランキングの一位がキャバ嬢だったりと、何かとキャバ嬢は花形職業だったのでした。図書委員会の私も、小悪魔アゲハは毎月購読し、穴が開くほど見ていました。
図書委員会にも関わらず勉強があまり得意でなかった当時の私は当然の如く浪人しました。(この経緯は紆余曲折あるので省きます…。)
まず、浪人が決定した次の日にした事といえば、スーパーチューズデーという映画を一人で昼から観に行きました。(学生料金で)なんという背徳感っ!!映画は正直あまり面白くなったのですが、アメリカの選挙が盛り上がるということは分かりました。
その帰りのことです。
この私が、田舎の駅でスーパースカウトマンにスカウトされたのです。しかも野暮ったい格好でした。
最初は戸惑いに満ち溢れておりました。
よく分からぬまま、面接に連れて行かれ、「時給は言い値でいいよ」というそのキャバクラ店の店長。私は控えめな値段を提示したのですが、入って2ヶ月後にレジェンドな先輩が引退したということもあり、あっさりとNo. 1になりました。とても売れっ子だったのです。
センター試験まで残り数ヶ月!!
やばいぞ!
次回に続きます。
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