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ヘルメット製作秘話①(サイセイ編)

先週、無事に第1シーズン(13回)が終わり、日課になっていた動画編集がないとなると、妙に勝手が悪い、私、トマリです。

今回は迷いましたが、〈The Biker〉を語る上で欠かせない〈バイカースーツ〉。いわゆるパワードスーツで、仮にも生身の人間に過ぎない〈バイカー〉たちが様々なバケモノたちと戦う為に着用します。

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とはいえ、現在は予算やらの都合でヘルメットしか映像には出せていませんが(苦笑)。今回はそのヘルメットが如何に作られたか、主役用のスーツ〈サイセイ〉の製作秘話を紹介したいと思います。どうぞ、最後までお付き合いください。

なお、〈新京市〉という架空の街を守るヒーロー(〈バイカー〉)たちを描いた本編、〈The Biker〉は、下記URLのチャンネルで絶賛公開中です。

①概要

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EPISODE-01で登場以降、主人公・犬居 仁に使用された〈SSP-03 サイセイ〉。EPISODE-13までのストーリーで、仁は最も敵を倒した〈バイカー〉。そんな彼が着た〈サイセイ〉は、本作の看板とでも言うべきスーツです。

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ま、仁は何かとヘルメットを脱ぎがちなんですが(苦笑)。

②デザイン段階

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上のイラスト。これが〈サイセイ〉の初期案です。今と見比べると、大分デザインも変わりましたねぇ。一応デザインモチーフはあって、装着者の犬居 仁にちなみ、「イヌ」を意識したデザインにしています。例えば、

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こちらモデルになったバシネットという西洋の兜。鳥の嘴のように突き出た口に目がいくと思いますが、これをフントスカル、ドイツ語で犬の面というそうで。口元に空間があることで呼吸しやすかったり、尖っているお陰で顔への攻撃をいなせたり、結構実用的だったようです。

そして、このデザインを元に、当動画の美術担当が考案したのがこちら。

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丸で囲った部分は、意識した部分だそうで、現在のデザインとも、また違った良さがありますが、他にも、こんなデザイン案も。

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上がウルトラマン風なら、こちらは平成仮面ライダーのような風格がありますね。

そんなこんなで、デザイン考案からヘルメット製作へと段階は移っていきます。

③ヘルメット完成までの道のり

後に四つのヘルメットを製作する美術担当が言うには、「最初が一番大変だった」と。以下に製作段階を写真で見ていきましょう。

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上記、平成ライダー風のデザインを元に作製していたらしき、初期案。これもこれでありですが、美術担当的には微妙だったのか、一度作り直しています。

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そして、こちら。

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耳が生えました(笑)。この段階だと、ガンダムOOのモビルスーツにいたような感じもしますが、次に着色です。

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最初のデザインでは、カラーはオレンジでしたが、着色料の問題でイエローに。

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シールド部分を差し替え、装飾や模様を付け加え、〈サイセイ〉は完成。ちなみに、ちゃんとこれ、被れるようになってるんですよ。

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これから色彩を弄ってオレンジにしたものを、本編動画では使用しているという訳です。

④あとがき

いかがでしたか?〈The Biker〉の文字通り、顔とでも言うべきヘルメットの紹介でした。

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ヘルメットは残り三種類。そちらの解説もいずれしますが、ひとまず、今日はこの辺で。

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