登場人物掘り下げ紹介③(羌 礼次)
5(スキ)欲しいと/ダダをこねたら/1(スキ)だった/(トマリ、心の一句)
……綺麗にオチがつきましたな(苦笑)。詳しくは前回を参照ということで。今回は何スキもらえるかな。トマリです。
掘り下げシリーズも第三回。〈バイカー〉第三の男・羌 礼次について解説します。今回もネタバレを含みますので、ご了承ください。
「前情報なしで〈The Biker〉を楽しみたい」という方は、こちらから。
https://youtube.com/channel/UCMyqNfRWZnM5iMojClUX-gw
①基本プロフィール
はい、例によって、このプロフ画像です。こうして見ると、高身長・やせ形の体型・料理好きと、モテそうな条件揃っているんですが、
こんなリアクションする童貞です(苦笑)。これ何か「あなたが思うより健康です」と語呂同じだ(関係ない)。
劇中では、まだ詳しく描けていませんが、礼次くんはかなりの美食家なんですよ。やっぱ親が中国人だから中華料理、と思いきや、本人はフレンチの方が好きだったり(案外、EPISODE-03で、仁より桜屋敷 玄鶴の接待に向いていたかも)。
またプロフィール欄にはありませんが、礼次くんの親は看護士で、
こんなことが言えるくらいには、医学の知識があったり。
いや、本当に基本スペックは高いんですが、作中ではな~んか活躍出来ない残念な人だと覚えてもらえれば。
②羌 礼次、戦いと交遊関係
EPISODE-02にて初登場した礼次くん。彼の活躍が最初に描かれたのは、EPISODE-03。
EPISODE-03の敵役・美川 舞。彼は礼次の合せ鏡のような存在でした。
両親に愛されながら、親から愛ある説教ではなく敵意むき出しの暴言を吐かれた経験のある礼次。そして、片親から最後まで愛されなかった美川。
礼次は美川の痛みを理解し、美川は美川で奇しくも「中国人は~」の言葉を呟く。EPISODE-09でも、美川の存在は礼次の選択に大きな影響を与えます。
美川は作中に登場する指定暴力団〈翼賛会〉の構成員でしたが、礼次は〈翼賛会〉絡みの人間と他にも二度、劇中で交戦しています。うち斧 深雪に関しては仁の項で触れましたので、こちらではもう一人、美鵬 流布について掘り下げましょう。
美鵬は礼次というより、署長との因縁がメインに描かれたキャラクターですが、ある意味では礼次の一面でもあるんですよね、美鵬。
礼次と美鵬とで共通点は多いです。
美川に執着した礼次と、署長に執着した美鵬。美鵬は署長に以前されたように、礼次をあしらった。美鵬は周囲の助言(組員や女性)ではなく、「自分の意志」を貫いて署長と対峙し、礼次もまた仁の提言を無視し、美川の前に立ちはだかった。
EPISODE-10のラスト、もう一人の自分とでも言うべき美鵬の最期を見届けた瞬間、礼次は一体何を思ったのでしょう。
③あとがき
EPISODE-13までの物語は、例外はあれど、犬居 仁の物語だったと言い切れると思います。それでも但馬さん、御冬に関しては、かなりパーソナルな面を描けました。それに比べて、礼次くんが割を食った感は否めません(苦笑)。
ただ倫理観バグってる犬居 仁、色んな意味で悟り過ぎてる梅小路 御冬に比べれば、但馬 義治と並んで普通に近い価値観を持った羌 礼次。彼の苦悩と葛藤は今後とも描いていけたらと思っています。
次回にして、〈バイカー〉掘り下げ解説の最終回(仮)は、この人、
EPISODE-03のラストで強烈な初登場を飾った〈バイカー〉のリーダー格・梅小路 御冬さんです。お楽しみに。
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