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登場人物掘り下げ紹介④(梅小路 御冬)

今回、記事の執筆にあたって、彼女を「〈バイカー〉の『ヒロイン』」と評しようかと思いつつも、「あれ、ヒロインて意味あってる?」と雑にウィキペディアを閲覧。すると、思いの外、色んな意味があると知り、「結局、ヒロインて何やねん」と困惑中のトマリです。ま、何でもいいんですが(苦笑)、今日も元気に参りましょ。

さて、今回は〈The Biker〉のヒロイン(!?)である、梅小路 御冬さんのお話です。

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EPISODE-13まで、これといった失態はなく、いい意味で可愛げのなかった彼女。そのバックボーンに迫っていこうと思います。例によってネタバレ満載ですので、「予備知識なしで見たいんじゃあ」って方はこちらから。

①基本プロフィール

今回は、登場時期の関係で御冬のプロフィール画像がなかったので、

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この為に作りました。

出身は物語の舞台〈新京市〉なので東京都、身長・体重はBMIの理想体重を元に、誕生日は戦国大名の上杉謙信と同じという。特技はピアノとしましたが、筝や尺八などの和楽器を含め、楽器全般それなりには弾けます。

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そして、御冬を語る上で欠かせないのが、アルビノ。色んな言い方はありますが、メラニンという色素の欠乏で、髪や肌が白くなる疾患のことです。

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御冬はこの体質が為に、好奇の視線に晒されることが度々ありました。ただ、物語世界において、この御冬の特徴からむしろ「綺麗」とか「美人」と評価されることも多く、

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一番大きな話では、後述する〈梅小路家〉の後継者に指命された理由も、この体質によるものだと語られる場面が(EPISODE-07)。ただ、本人がどう思っているかと言えば……

それはEPISODE-13より先の物語で描くことになるでしょう。

②御冬と〈梅小路家〉

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「名門を称す」というところがミソですな。物語に度々登場した〈梅小路家〉。何故、名門なのか?何故、王家と呼ばれるのか?……この話はEPISODE-07の最初で描きました。

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御冬の曾祖父にあたる梅小路 玄啓。彼の活躍により、菅原 道真の自称子孫に過ぎなかった〈梅小路家〉は、王家と讃えられるまでになり(更に詳しい説明はEPISODE-07参照)、その地盤は、御冬の祖父・玄宸、父・玄聖へと受け継がれていきます。

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玄聖については、EPISODE-03で初登場。物語の舞台〈新京市〉の市長を務めており、〈翼賛会〉の美川 舞に命を狙われました。また、

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EPISODE-07でも、かつて自身が経営していた久化女子高校にて、発生した殺人事件に関し、御冬、礼次に協力しています。

玄聖には御冬の他に、二人の息子がいます。

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長兄・玄龍、いわく「秀才」。御冬さえいなければ、〈梅小路家〉を継げたであろう彼は、分家筋の牡丹亭へ養子に出され、後継者レースからは既に脱落しています。

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しかし、野心家の玄龍は、今も〈梅小路家〉の後継者を諦めてはおらず、EPISODE-13まででは2度、そして今後とも〈バイカー〉の前に立ちはだかることでしょう。

他にも〈アイアン・ウィル社〉の社長として、また甘粕 景詩の学友としてなど、語る部分の多い玄龍さんですが、今回は御冬の話なので、この辺りにします。

もう一人は、次兄・玄鶴。

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御冬に先んじて、EPISODE-03序盤から登場した、いわく「凡才」。こちらも分家筋の桜屋敷家を継承し、後継者からは外れています。

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確かに彼は優秀とは、言い難い人物でした。ただ、玄龍は「牡丹亭」と呼び捨てる御冬が「桜屋敷の兄上」と敬意を払い、玄龍からも「鶴」と呼ばれ、仕事を任されています。

この二人を差し置いて、末妹ながら後継者に指命された「天才」御冬。しかし、彼女には出自にひとつの疑惑が。

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御冬の母親には夫があり、家政婦として〈梅小路家〉に出入りしていた女性でした。彼女を見初めた玄聖は、彼女を妾にしてしまいますが、その経緯は息子の玄龍でさえ「様々な謂われがある」と語り、真相を知りません。

しかし、玄龍はこうも述べています。「御冬が本当に親父の子か、それは分からない」と。

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EPISODE-07にて持ち上がった疑惑。御冬は最初は否定したものの、物語のラストで別の見解を述べています。御冬の口から語られる、父子の真相については、是非EPISODE-07にてチェックしてください。

③あとがき

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但馬さんの時は、EPISODE-06のネタバレやんけって内容でしたが、今回はEPISODE-07のネタバレみたいな記事でしたね(苦笑)。

過去4回を通して、キャラクター解説をやってきましたが、「いや、そもそも、どんな話なのよ!これは!」と思った、そこのアナタ!……ご安心ください。次回からは、世界観・用語解説に移ろうと思います。初回は、

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そもそも〈バイカー〉とは何ぞや、という話をしていこうと思います。今週はたくさん更新したんで、来週は水曜日更新を予定しています。お楽しみに。

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