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悪役列伝②(美川 舞)

前回で十回目の記事だったようで。今、書きながら気付きました(苦笑)。トマリです。

その前回に引き続き、今回も悪役列伝と題して『The Biker』の敵キャラたちを掘り下げて紹介してみようと思います。今回のテーマは、

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美川 舞。EPISODE-03に登場しました。01の八束 萩乃が「明確な悪役」、02のコウモリたちが「対話不能な悪役」ならば、03の彼は「哀しき悪役」といった感じでしょうか。

そんな彼も登場する『The Biker』。〈新京市〉という架空の都市を舞台に、そこに巣食うバケモノたちと戦うヒーローたち(〈バイカー〉はヒーローの名前です)の活躍を描いた、ノベルゲーム風の動画シリーズです。以下はそのネタバレを大いに含みます(苦笑)。前情報なしで見たいんじゃ~って方は、以下のURLからご覧くださ~い。

https://youtube.com/channel/UCMyqNfRWZnM5iMojClUX-gw

①概要

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物語の舞台〈新京市〉。その市長の命が狙われている……そんなところから、EPISODE-03は始まりました。

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そんな話をしている側から、市役所の職員に犠牲者が出てしまいます。その実行犯こそが今回のnoteの主題・美川 舞です。

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数日後、市長の暗殺自体は未遂に終わりますが、美川は厳重な警備を掻い潜り、またも市役所の職員を殺害、人々を驚嘆させます。

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何故、彼は判断を誤ったのか。その過去と共に語られ、そして物語は彼の居場所を突き止めた警官たち、次いで犬居 仁との戦いへと移っていきます。

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②プロフィール

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上が美川 舞の簡単なプロフィールになります。こうして見ると意外と若かったり、物語の舞台からは程遠い場所で生まれていたり……

趣味や特技など語るべきところなき、ただ「暗殺稼業」だけで生きてきた男、というイメージが私にはあります。

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彼を語る上で欠かせない「声」の話。背の高い人でも高い声の人は普通にいますが(苦笑)、彼の場合は、より少年のような声というイメージです。女性声優さんがやるアニメの少年役みたいな。

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これは彼の壮絶な過去を語る上での、大きなファクターであって、はっきりとは描きませんでしたが、男性的な機能を失っていることを示唆していたり。

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また長い髪についても、メタ的には私の敬愛するプロレスラー『ブレッド・ハート』氏をモデルにしたという理由なのですが(苦笑)、作品内でも明確な理由が存在します。

③性格

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実は彼自身が話す場面は意外と少なくて、彼個人の性格が分かる描写もそれほど多くはないんですが、喋り方は上の画像みたくやや幼い印象を与えます。また、

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後の話では見苦しいくらいに命乞いする敵もいる中、美川は潔かったのも特徴ですね。

④能力

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EPISODE-01の八束は、蜘蛛の怪人という化物然とした姿で、02のコウモリたちもそうでしたが、美川は見た目はほぼ人間のままで。銃で撃たれれば苦しむし、武器も01、02の敵に比べて比較的現実というか。

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⑤モデル

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八束 萩乃は特にモデルはいないキャラクターでしたが、美川には一応モデルがいます。風貌はブレッド・ハートを意識しましたし、彼の過去は実在の殺人鬼ヘンリー・リー・ルーカスにちなんでいます。

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また、EPISODE-03を通して、映画の名作『ダーティ・ハリー』を随所にオマージュした話になりました。ま、『ダーティ・ハリー』のサソリもモデルの1人とは言えるかもしれません。描き方は大分違いましたが(苦笑)。

⑥あとがき

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美川は色んな意味で、忘れられないキャラクターになりましたね。EPISODE-03は、Part.1、2を作成し始めた段階では先の話がまだ出来ていないまま描いてたので、後から考えると「もっと上手くやれなかったかなぁ」と反省している部分もあるんですが。

さて、次回ですが、EPISODE-04の敵役・牡丹亭は今やるには色々手に余るので(苦笑)、05の話をします。つまり、

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この人ですね。書き出しの「◯◯な悪役」で言うなら、「勝てない悪役」といったところでしょうか。

次の更新は19日の予定です。お楽しみに。

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