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悪役列伝⑧(大石 玲)

今朝一番、スマホがないと慌ててたら、枕の下にありました。どうやって入れたんだろう……とにかく今日も元気なトマリです。

さあ、悪役列伝も8回目。終わりも見えてきましたが、今回は……

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大石 玲。前・中・後編に渡り描いた『死に至る病』にて登場、13までのストーリーにおけるラスボスとでもいうべき敵役です。

さて、この記事は、私が毎週更新中のノベルゲーム風動画シリーズ『The Biker』を解説した内容です。ネタバレはどうしても起きてしまうもので、事前情報なく、いちから楽しみたいという方は下記のURLから動画へどうぞ。架空の都市〈新京市〉を舞台に、怪物たちから人々を守る〈バイカー〉というヒーローの形が描かれています。

(https://youtube.com/channel/UCMyqNfRWZnM5iMojClUX-gw )

①概要

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二年前、警察署長になれるかどうかという状況の中、甘粕 景詩は単独で大石宅を襲撃。大石 玲の幾つもの備えを突破し、事態は甘粕に有利な形で終結しました。

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そして現在。部下に大石宅の家捜しを命じた甘粕は、その報復とばかりに、大石の部下の鳥たちに連行されてしまいます。もっとも、甘粕に抵抗の意思はありませんでしたが。

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二年ぶりに会った大石は、髪は真っ白になり、娘に車イスを押され、ぼんやりとしていましたが……甘粕のある『問い』に、彼女は本性を明かすのでした。

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②プロフィール

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大石は有限会社〈白沢フーズ〉の副社長。13までの物語での敵としては、牡丹亭 玄龍に次ぐ大物ではありますが、その立場は意外に脆く……

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二年前の事件後、彼女は多くを失いました。そもそも終盤の展開自体、大石が〈白沢フーズ〉の社長から見捨てられたことによるもので。

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それでも愛娘のアリスや番鳥たち、部下の堀川などから信頼されていました。それに大石本人が気付いていたかは別にして。

③性格

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大石の性格は残忍冷徹。目的の為ならば、我が子すら手にかけ、また自分の命さえ利用する狡猾な人物と言えるでしょう。ただ、

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ここ二年の不遇により、自身の将来に絶望していたからこそ、逆に大胆な行動が取れたという面もあるのですが。

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何にせよ、彼女は優秀ではあった。それは敵の甘粕ですら認めるところでした。

④能力

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前項でも触れましたが、甘粕ってあんまり人を誉めないんですよね。特に能力については。そんな彼が能力を誉めた数少ない存在が大石で。

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EPISODE-02のコウモリ、06のヤモリは勿論、回想に登場したセイウチ、ヤマネ、ウサギ、それにカツオノエボシ(クラゲの一種)など、様々ありますが、やはり一番はコモドドラゴン型の〈サラブレッド〉でしょう。

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コモドドラゴン自体、強く毒性を持つ生き物ですが、大石が育てた個体は特に恐ろしく、上記生物たちは勿論、イモリ由来の再生能力などで、甘粕や〈バイカー〉たちを大いに苦しめた存在でした。実際、まともには勝てなかった訳ですし。

⑤あとがき

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物語における彼女の出番は、ラスボスというにはあまりに短く。死に方も存外にあっけないものでしたが、劇中で唯一、甘粕 景詩を驚かせたり、勝ち逃げとでもいうべき最期を遂げたりと、やはり別格の存在ではあったのかなと作者は捉えています。

さて、次回が最終回か、あるいは次々回までやるか、少し悩んでいるところですが、ひとまず次は彼女。

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斧 深雪。ある種、ファムファタル的ともいえる彼女は、何を考え、行動したのか。掘り下げていこうと思います。では、今回はこの辺で。


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