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世界の手料理とお味噌汁の話

今日も、最近ジブンゴト化している「食」の話。

私には0歳と2歳の子どもがいます。
乳児や幼児が身近な方は想像できるかと思いますが、小さな子がいると食事の用意が毎回大変😭
10ヶ月の息子には離乳食を3食用意し、好き嫌いの激しい2歳の娘にはとにかく食べてもらえるように野菜をお花や星形にくり抜き、プラス大人の食事。
料理は嫌いじゃないけど、毎日毎日みんなの主食、主菜、副菜とか考えてると1日に何品作るんだろう・・・と発狂しそうです。笑

なんでこんなに大変なんだろう?共働きか専業主婦かや、手作りの定義に対する認識の違いなどは違ど、周りも同じような状況。
じゃあ世界ではどうなんだろう?と海外に住む友人に聞いてみました。

アメリカは冷凍ミールキットで時短

例えばアメリカでは冷凍ミールキットを使うのがかなり一般的で、調理済みパスタやステーキなど、本当にレンジやオーブンで加熱したら終わるものを毎日使ってるという一般家庭も多いそう。
また、手料理をつくる時には数日分つくって連続で食べることも多いらしい。

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ドイツはカットのみ!家族の時間を大切にする

ドイツの夕食は時短が一般的でライ麦パンにハムとチーズ、トマトやきゅうりなどの生野菜、と全てカットするだけの夕食。
離乳食はオーガニックのベビーフードを瓶からそのままあげるだけ。
↓ドイツお隣の国オーストリアに行った時のディナー。本当に切って盛って終わり。

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この切っただけの食事はカルテス・エッセン(冷たい食事)と言って、一般的に親しまれてるようだけど、最近の若者はそうでもないとか。
料理の時間を減らした分、食事をしながら家族で会話をしたり、後片付けを最低限にした分、食後の家族団欒の時間を楽しむのがドイツ流らしい。

フランスはベビーシッターとコース料理で食事を楽しむ

フランスの共働き家庭は平日ほぼ料理をしないおうちも多いみたい。
だけど夜食べるのはコース料理。(朝はフランスパンとコーヒー)
パテとクラッカー、冷凍のスープにメイン料理に、デザートなんてことも。
日本でも有名なpicardさんは日本の冷凍食品のイメージとは違い、おしゃれで家族で食べるようなものが多いですよね。
↓我が家もフランスの冷凍食品picardさんにお世話になっています(ホームパーティー時にね)

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フランスでは個を尊重する考え方が強く、母も一人の人として食事を楽しみたいので小さな子どもをベビーシッターにみてもらい、夫婦で自宅でディナーをゆっくり楽しむということもよくあるそう。

※ちなみに全て各国に住む友人に聞いた話なので、その国の人が全員そうというわけではないです💦

日本には手間暇かける料理が溢れている

世界の手料理と比べて思ったのは日本人の栄養バランスに対する感覚が高いからなのか、手間ひまかける手料理が日常に溢れているなーということ。

日本で育った人なら小学校の家庭科の時間にこの図の勉強しましたよね。

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エネルギーになる炭水化物や脂質、体を作るタンパク質、体の調子を整えるビタミン。
毎食この3つを意識することはもはや当たり前すぎて「食育」とか「栄養学」という意識すらないかもしれません。

そしてこの図と同時に「一汁三菜」も家庭科で習ったからか、ついつい主菜と副菜を考えてしまいがち。
「今日のご飯は白米と、お味噌汁と、おかず何にしようかな??」ってよく思いませんか?
で、冷凍食品を使ったりお惣菜を買ったりするとちょっとサボってしまったと罪悪感を感じたり(笑)

お味噌汁だって立派な手料理


でも、初心にかえって先ほどの図を見ると”味噌汁+白米”だけで十分栄養バランスって取れているのでは?
お味噌汁に豆腐やわかめ、大根やねぎを入れて、お米を食べる。
もうそれだけ栄養バランスはバッチリ。
お味噌汁だって、出汁をとって具を茹でてお味噌で味付けする立派な手料理。
何ならそこにキムチや漬物、納豆何かを足したら十二分。
しかもお味噌汁、味を薄めれば離乳食にもなるし、2歳の子どもでも大人でも食べられる!

お味噌汁も手間ひまかけた、栄養バランスの取れる、立派なおかず!
そんなことを考えながら今日も家族にお味噌汁をふるまっています。

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