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Dark Blue Angel "憂鬱の天使"

数日前にひきつづき、Sally Seltmannの曲。今回は、僕が初めて買ったアルバム『Heart That's Pounding』(2010年)から『Dark Blue Angel』という曲を紹介してみます。

先にも触れたように、Sally Seltmannはオーストラリアの至宝といえる女性シンガーソングライターで、2010年当時はアメリカン・ポップスやカントリー、フォークからのインプットを、エレピ・アコギ・シンセ中心の編曲で聴かせる作風が顕著でした。

最近10年間は、夫で元AVALANCHESのDarren Seltmannとの共同制作がメインになっていますが、この2010年作についてはFrancois Tetazがパートナー。Darren氏は、今回紹介するこの曲にはコーラスで参加しています。

「自分の心に潜むDarkでBlueなAngelよ、どこかへ行って」という歌詞が反復する曲ですが、その憂鬱をもたらす天使への恐怖心も、その天使が去ることへの期待も感じ取れる音像になっていると言えましょう。

まるで、おまじないみたいに。

さよなら、私に憂鬱をもたらす天使よ。
もう私の心の中には入れないからね。
さよなら、私に憂鬱をもたらす天使よ。
たずねてきてもここには入れてあげない

この曲が収録されている『Heart That's Pounding』というアルバム、残念ながらサブスク対応はなく、国内盤CDも一瞬流通した・・・?ぐらいに終わりました。本国では何度か再発されていて、ボーナストラック入りのもの、10周年記念レコード盤など。気軽に聴ける方法は、本人のBandcampにアクセスすることですね。


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