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スズキコウタ新作音響『20230909 / 宇田川町』

Kota Suzuki
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療養後の創作では初めて、ビートをプログラミングしたものになります。いまいちばん苦手な作業ですが、一旦食らいついてみようと。つまりリズムがある初の作品(笑)

2日連続で音をつくりましたが、前日と全然違う仕上がりに。この日は家にいたくなくて、ひとりになりたくて外に出たかったんで、もっぱら暇つぶしの拠点、渋谷パルコで軽食と買い物。そのときに思い立って、iPhoneのボイスメモで買い物したり、あちこちを徘徊している様子の音を録りました。これは、その音を切り貼りしただけで、ほぼつくりあげたものです。

iPhoneのボイスメモは、なかなかいいんです。もちろん解像度は低いので、本格的に音楽に取り入れるには、TASCAMとかEDIROLとかのレコーダーで24bit / 48khzで録音しますが。

楽器は、後半出てくるフレーズのシンセサイザーのみ。これはTB-03というローランドのハード機で打ち込みをしたものをコンピューターに取り込んでいます。ピコピコしているやつですね。それ以外は、街の喧騒の音の切り貼り、加工です。

前回までは「パッド」と呼ばれる、音が立ち上がり消えていくまでの時間の長い音をシンセサイザーや、サンプラーでつくるのが起点の創作でしたが、街の喧騒というお題が前提になれば、ここまで変わる・・・

ただ、これは音楽なのか、音響なのか。インダストリアルテクノっていうムーブメントがありましたが、それに近いかな。
このメソッドでの創作を次回以降続けるか。わかりません。

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