ファイナンスはおっかねー
朝のニュースで「今日は大型連休の最終日です」と言っていました。でも先日、政府は「5月末まで連休延長」と発表してたような。
今年は外出やレジャーができず、お金をつかわないゴールデンウィークでした。
ということで、今日はお金の話しを。子育ての「ふ」はファイナンスです。
子どもが生まれる前、夫婦ふたりのときは休日に旅行へ出かけたり、外食や買い物など思い立ったら行けました。
子育てが始まると、そんな気ままな暮らしができなくなります。同時に、ライフプランがリアルになります。
夫婦だけのときに比べて子育ての出費は増えますが、子どもが小さいうちは意外とお金がかからないものです。
出産のとき健診や分娩費で数十万円かかって頭を抱えますが、出産育児一時金が支給され、救われた思いがします。
医療費は無料。交通費も乳幼児は無料、飛行機は2才まで無料。このあたりは子どもにやさしい社会です。
習い事をはじめる年齢になると謝金がかかります。習い事がいくらかかるか、2013年に『新しいパパの教科書』を執筆したときに調べました。
スポーツ系(水泳・体操・サッカー・野球など)月4000〜6000円
芸術系(ピアノ・音楽・絵画・バレエなど)月5000円〜1万円以上
学習系(英語・プリント教材・能力開発など)月8000円
本格的にお金が必要なのは学費です。幼稚園から大学まで、すべて国公立に通った場合は合計1,000万円、すべて私立の場合は2,300万円。
小学高学年になると学習塾代が追加されます。文科省調査で中3になると65%が塾に通い、塾代や参考書代で半数近くが年間20万円以上かけます。
先輩方から「子どもが大学生になると一桁ちがうよ」とよく言われます。学費は年100万。留学すると数百万。一人暮らしになると仕送りが・・
大学でかかるお金、おっかねー!
というのは冗談で、大学の学費が大きすぎるんですよね。娘たちが大学生になる頃に稼いでいなくては。
思えば、ぼくが大学生のとき学費は年34万円(平成元年度)でした。大学から一人暮らしを始めて、下宿代は月1万8千円。アルバイトでまかなえるレベルでした。
それから30年経ちますが、アルバイトの時給はさほど変わりなく、学費は急騰。いまの大学生は本当に大変だと思います。
お父さんたちも大変です。ひと昔前は年功序列の給与設計で、学費や住宅ローンで生活費が重くなる50代頃に年収のピークを迎えました。若い頃に給料が低く抑えられても、大方のサラリーマンは納得していました。
時は移り、この30年ほどサラリーマンの賃金は増えていません。50代になってみると給料が増えるどころか、バブル入社世代はリストラの危機。
いまは人生100才時代で、定年しても働き続けなければいけません。たとえ70才で年金が支給されても、年金で生計を立てるのは無理でしょう。
ぼくは「76才まで働く」と決めています。なぜ76才かといえば、41才で家を買い、35年ローンを払いきるまで働くのです。。
ところで話題を変えますが、家計の管理はどのように行っていますか?
家の財布を握っているのは夫なのか、妻なのか。個人的に興味をもって調べたことがあります。
『新パパ教科書』の執筆時、パパ192人にアンケート調査をしました。面白い結果が出たのですが、本書に収録しなかったので初公開です。
家計を管理しているのは、夫、妻、共有とバラつきがありました。これを掘り下げたら研究テーマになりそう。ちなみに、わが家の財布は妻が握っています。
さて、子育ての話題から一転し、家計の緊急事態宣言について。
新型ウィルスで収入に影響がない方もいると思いますが、商売をされている方は大打撃でしょう。
ぼくの仕事は講演業で、講演セミナーは軒並み中止。商売あがったりです。ワーク・なし・ライフの状態ですが、生活設計は考えればなりません。
ファイナンスプランの鉄則は「入るを量りて出ずるを為す」。収入がないときは支出を抑えるローコスト戦略。生活基準をあげないようにする。
ノーベル賞の山中教授は、コロナとの闘いは長いマラソンと言っていました。この先も長く続くと予想され、走り続けるペースを保つことが重要。
長距離を走るコツは、ロング・スロー・ディスタンス。無理しないペースで、ゆっくり走ることによって、いつまでも走り続けることができる。
時間があると新しいことをつい始めてみたり、家事などを完璧にこなそうとして、ペースアップしがち。だけど、非常時だからといって焦らない。
緊急事態なのだから、いつものように走れないのは当然と構える。時間があって余力があるからといって無理はしない。手を抜くところは抜く。
ちなみにステイホームが始まってから、ぼくはお酒をやめました。以前はレモンサワーで晩酌していましたが、酒代はバカになりません。収入がないうちは飲んでる場合じゃない。
それに時間があると、つい飲みすぎます。アルコール依存症にならないように。
No Money のときは、呑まねー!
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