見出し画像

寝る子と早起きするパパは育つ

子どもが生まれたのをきっかけに、子育てパパの7割が朝型生活にシフトする。

数年前、卒業論文の研究で、ファザーリング・ジャパン(FJ)会員の父親20名にインタビューした学生がいました。できあがった卒論を読むと、面白い結果が出ていました。

「子どもが生まれてどのような変化がありましたか?」という質問に、20名のうち14名が「起きる時間が早くなった」と回答。

FJのパパたちは早起きして、子育てやプライベートの時間を捻出していました。

朝の時間に子どもと遊び、絵本を読んでいたパパがいました。早朝に野球コーチをしたり、お弁当を作っているパパがいました。読書や資格取得の勉強をしている人もいました。

インタビューを受けたのは、育児に熱心な父親ばかり。なので、パパが育児すると朝型になるとは一般化できません。

でも、子育てが始まると家の中は赤ちゃん中心の生活になって、親の生活習慣が多少なり変わるのはたしかです。

ぼく自身は子育てをきっかけに、朝4時起き生活を始めました。

子どもが生まれる前、帰宅時間は残業や飲みにいったりで深夜の時間帯。零時すぎに寝て朝7時頃に起きる生活でした。

そんな宵っ張りが、長女が生まれてガラリと変わりました。

まず変わったのは、娘をお風呂に入れるのが一日の最重要タスクになったこと。娘をお風呂に入れるため、会社で「18時に帰ります宣言」をしました。

初めのうちは赤ちゃんを風呂にいれて、寝かしつけたあとに、テレビのニュース番組を見るなどしていました。

しかし、2勝8敗くらいで寝落ちです。不本意ながら寝てしまい、朝に目が覚めて「あーー、やっちゃった」と嘆く日が続きました。

ならば娘と一緒に寝てしまえ!と思い立ち、夜8時とか9時に寝るようにしました。

夜9時に寝て朝4時に起きれば、睡眠時間は7時間もとれてバッチリ。妻と娘が起きるのは7時くらいで、10時間睡眠とたっぷりです。

朝4時から7時までの3時間が、ぼくのゴールデンタイムになりました。

早朝は雑音がなく、集中力が高まります。早朝仕事を始めたら、こなせる仕事量が以前の3倍以上になりました。収入が3倍にならなかったのが惜しいところ。

寝る子は育つ、ということわざがあります。

眠っている間に成長ホルモンが分泌されて、骨や筋肉が作られ、丈夫な身体に発育します。

成長ホルモンが多く分泌される時間帯は夜10時から深夜2時の間で、子どもは夜10時までに寝た方がいいわけです。

子どもに早寝してもらうために最もよい方法は、親が早く眠ることだと思います。例えば親が夜テレビをみていると、子どもも一緒に見てしまって遅寝になります。

寝る前にテレビをみること自体が睡眠によくありません。テレビの光で脳が刺激されて、布団に入っても寝つけなくなるからです。パソコンやスマホも同様。

わが家は子育てが始まってからテレビを捨ててしまいました。テレビが居間の主人公でなくなり、家族の時間がより濃密になりました。

寝る前のお風呂が効果的です。お風呂に入って体温をあげ、お風呂をでてから深部体温が下がることで睡眠導入されます。

早寝するために、昼間のうちにしっかり運動しておくことも大事です。身体が疲れていると、夜ぐっすり眠れるようになります。

食事は寝る前の3時間前までに済ませておく。寝る前に食べると胃が動き、身体が眠らないからです。それで、飲み会後の〆ラーメンの楽しみを諦めました。

睡眠はメラトニンというホルモンが作用します。朝の太陽を浴びてから16時間後にメラトニンが増え、自然と睡眠に入りやすくなります。

朝4時起きであれば、16時間後の20時頃にメラトニンが分泌されて眠くなります。ぼくは朝4時起きを始めてから、夜がすっかり弱くなりました。

睡眠不足になると、身体によいことが何ひとつありません。

疲労が抜けません。不安やイライラが増幅され、うつ状態を誘発します。免疫力をさげ、感染症等のリスクも高めます。

そういえば、赤ちゃんの子育て中は授乳や夜泣きで睡眠時間が細切れになるのがつらかったな。

そして今、長期戦になっているステイホームの日々を健康的に過ごすことはとても大切で、そのためには睡眠時間の管理です。

起きる時間と寝る時間を一定にする。とくに起床時間をいつも同じにすること。

いま、ぼくの家族は夜9時に寝て朝7時に起きる生活をしています。ぼくは朝4時起きをやめて、睡眠時間を多くすることを優先しました。

外に出て運動できないのがつらいところですが、生活習慣を整え、睡眠時間を確保することが、この先つづくコロナライフでうまくやるポイントと思います。

ちなみに、日中の娘たちはYouTube三昧ですが、夜8時に終わる約束をしています。夜はよく眠れているようで、健康の不安はありません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?