嫉妬と承認欲求について

よっちゃんがクラブで楽しそうに踊ってる時、手繋いでる時、なんともいえない気持ちになった。自分はポリアモリーで嫉妬しないという認識でいたのに、ポジティブでない気持ちがその時は出てしまっていた。後々どういう気持ちだったのだろうかと考えると、不安、悲しいというのが1番しっくりくる。

なぜ不安、悲しかったのか?

それはよっちゃんが自分から離れるんじゃないか、よっちゃんにある自分の存在が薄れていくんじゃないかというところからきていると思う。これは典型的な嫉妬の根源の一種だ。

ちなみに、こないだよっちゃんが自分と秘密裏にセフレを作っていたことを告白してきたときは「おー、いいやん!」と思った。おそらくよっちゃんの中でセフレはセフレという見方ができているということが自分の中でも認識してるからだろう。じゃあ、よっちゃんがそのセフレを2人目の恋人にしたら?頭の中では嫉妬しないと思っているが、実際にはどうかわからない。

ここからが本題。

嫉妬をうまくコントロールするには自己承認と他者承認のバランスが大事だ。

マズローの4段目は承認欲求とあり、他者から認められたいと願う欲求を指すそう。承認欲求も2つある。自己承認欲求(自分を自分で認める)と他己承認欲求(他者から自分を認められる)だ。
マズローの4段目承認欲求はどうやら他己承認欲求を指している。5段目は自己実現欲求なっていて、これが自己承認欲求に近い。

嫉妬には怒り、悲しみ、不安などいろんな感情が入り混じってるが、原因を突き詰めるとパートナーの中にある自分の存在が、自分以外の他者によって消えていくことに対しての反発、適応規制なのだと思う。そう言うと、「他者承認を断ち切って自己承認だけを求めたら嫉妬も起こらないし最強じゃね?」と思うかもしれないが他者への依存なくして生きるのはかなり激ムズだ。仕事、友達、家族、そしてパートナーから見られてる自分を自分自身が認識して、人は自分という存在を認知できる。人間は他者の中の自分の存在認知なくして自分を知ると言うことがないし、少なからず承認されないと生きられない。また、自己承認だけ最強理論の致命的な点が、自己承認が何かの衝撃的なイベントで消し飛ぶと、他者承認欲求が0なので、とんでもない精神的ダメージを負うことになる。

要は自己承認と他己承認をうまくコントロールしてバランスよくすることが肝要だ。自己承認が死にそうなら、他人に励ましてもらえばいいし、毎分いいねきてるかチェックするインスタ女子みたいになってしまう、パートナーが去ったらメンがヘラってしまうようなら自分磨きをして自己承認を高めればいいのだ。

冒頭の嫉妬の話に戻ると、嫉妬をできるだけ抑えるには、自己承認を強めにキープすることが大事。ただし、他己承認欲求(この場合、よっちゃんに中の自分の存在を認めて欲しい欲求)は自分が壊れた時のリスクヘッジのために最低限の他己承認は必要。そもそも、パートナーからの承認を求めてないなら好きでない可能性が高い。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?