FAVORITE FASHION #3 / CELINEのウエスタン・レザージャケットについて。
「FAVORITE FASHION 」３回目の今回は、個人的によく着用することの多いセリーヌ(CELINE)のウエスタンヨークでリブデザインのレザージャケットについて紹介を兼ねて少し書いてみようと思います。
エディ・スリマン(Hedi Slimane)のデザインするウエアで個人的に1番好きなのがレザーブルゾンで、なかでもシンプルなリブタイプのレザーブルゾンは特に気に入っているものが多いです。
まず、最初は2019年春夏コレクションのスエード素材のレザーブルゾン。
ショウには登場しなかったアイテムで当時、初回の入荷の数が少ないとのことで購入するまでに少し紆余曲折があった思い入れのあるブルゾンです。
シルエットはコンパクトで細身。
元々、ZIP周辺などに少し汚れ加工のような感じの加工がされているのですが、経年変化に伴い自然な感じで馴染んできたように思います。
余談ですが、2020年春夏コレクションの会場でエディ・スリマン(Hedi Slimane)の側近のかたが、このブルゾンの黒のタイプを着用しているのを映像で見かけ、当時、黒も欲しいなと思い問い合わせしたものの製品化されていないとの回答で残念に思った記憶があります。
2019年春夏コレクションのソフトラムスキンと呼ばれるラムスキン素材のウエスタンレザーブルゾン。
ソフトラムスキンは、現在のセリーヌ(CELINE)のレザーウエアの素材で最も多く使用されている素材でもあります。
シルエットは上のスエードのブルゾンに比べると、ややゆったりした感じでアームホールも少し余裕のあるデザインになっています。
こちらもショウではお目見えしてないものの、キャンペーンのカットでスタイリングされていました。
2020年秋冬プレのウイメンズ・コレクションのラムスキン素材のウエスタンレザーブルゾン。
当時、 エディ・スリマン(Hedi Slimane)自身が着用していたことでも話題になったジャケットと同デザインのレザージャケットです。
上の写真の自分が所有しているものは2019年秋冬コレクションでランウエイルックにも登場したモデルのリオーダーモデルです。
こちらは素材がミルドラムスキンと呼ばれる特別な加工で柔らかくビンテージ感のある風合いに仕上げられたラムスキンで、加工工程でドライヤーに触れさせないことで空気や熱との接触を避けてミリングマシンというローラー切削工具を使用してナチュラルな風合いを実現したのだとか。
下の写真は2020年春夏プレのウイメンズ・コレクションに登場した、上のタイプと同じデザインのラムスキン素材のレザーブルゾン。
こちらは、色がテラコッタという特徴的なカラーのタイプ。
最後は2021春夏コレクションで登場した、ソフトラムスキンと呼ばれるラムスキン素材のレザーブルゾン。
現在は、永続的なアイテムのラインで展開されています。
こちらはウエスタンヨークではありませんが、ヴィンテージ感がある１着ということで今回、一緒に掲載してみました。
エディ・スリマン(Hedi Slimane)らしい手法で実在するヴィンテージのレザーブルゾンからサンプリングし、アップデートした1着です。
とりあず、今回はこんな感じで個人的に普段、着用することの多い、リブデザインのウエスタンレザージャケットについて書いてみました。
今回、紹介しているアイテムは2-B-Cの方でも取り上げたものもあるので興味がお有りの方チェックしてみてください。
もし反応が良ければ、オーバーサイズものやライダースなど、その他のタイプのセリーヌ(CELINE)のレザージャケットについても掲載してみようと思っています。
それではこの辺で失礼します。
今回もお付き合いありがとうございました。
2-B-C EDITOR
K.K.
WEBSITE: 2-B-C
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