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与田祐希のスキャンダルはもはやオタクが『許す』『許さない』の話ではない

乃木坂46の看板メンバーにして次世代エースの一角である与田祐希のスキャンダルが文春から放たれた。


スクープ写真や詳細はよくあるアイドルのスキャンダルといった感じであり、目新しい点はない。
与田祐希はアイドル活動をしながら性行為を行っていた、乃木坂にアイドルにはよくあるパターンの記事だ。



ただ1点、明確に普通の恋愛スキャンダルと違うのは相手の男性は既婚者であり、奥さんやお子さんがいるという点だ。


つまり、与田祐希が不倫をしたことによって、不倫相手の家庭に影響があり、なんの落ち度もない奥さんやお子さんに明確に被害が出ているわけである。
これは恋愛スキャンダルによってアイドルオタクだけが裏切られたというケースとは性質が違っており、かなり重大な問題である。



さて、そんな与田祐希からは記事が出てわずか1時間足らず?で取り急ぎの弁明ブログが出されている。



https://www.nogizaka46.com/s/n46/diary/detail/101000?ima=0113&cd=MEMBER

与田祐希の言い分を簡単に要約すると、


相手の男性(既婚者)と1対1で会うことはよくあるが友人関係であり無実である。でもファンや相手の方を勘違いさせてしまったことに関しては申し訳なかった。


と言うことをざっくり言っている。


私が思うに、これは最大の悪手でこういう時に最もやってはいけない弁明である。
文春などの記事を見る限り証拠の写真はかなり集まっていて、言い逃れが不可能な段階に来ている。というか、記事化された時点でシロで押し通すことは基本的に不可能である。
もちろん写真だけでは本当に恋愛関係にあったかを100パーセント断定することは不可能であり、確実にするためには本当に性行為中の写真を撮るしかないだろう。
とはいえ、不倫相手の奥さんが探偵に頼んで文春の記事で出たレベルの証拠が集まったとしたら間違いなく浮気の証拠になるだろう。
その言い訳は、不倫に対する言い逃れとしては無理があるのだ。



そのうえで与田祐希に聞きたいのは、これだけの浮気の証拠を突きつけられた時に不倫相手の奥さんに対して、


「確かに私は電気の消えたジムで6時間旦那さんと2人きりでいました。UberEATSを頼んで2人きりで忘年会もしました。朝4時まで一緒にシーシャを吸ったこともあります。しかしながら恋愛関係はなく、やましいことはありません。でも勘違いさせたなら申し訳ありません。以後気をつけます」


と、言えるのだろうか?それで御相手の奥さんに納得して貰えると思うのだろうか?
ということである。


……まあ普通に考えて納得して貰えないだろう。
しかしあの弁明ブログを出したということは、与田祐希はファンに対してならその主張がまかり通ると思っている訳である。
与田祐希を推していたファンの人達が明らかに無理のある不倫の責任逃れを聞かされてどのような気持ちになるのか、目の前の火消しに追われていた彼女には想像はできなかったのだろうか。


そして、乃木坂のファンの反応に対しても今回に関しては思うところがある。

アイドルはビジネスモデルの構造上、基本的には恋愛厳禁だが、それが明文化されてるわけではないのでスキャンダルが起きても今までお金を出してきたファンが「それでも○○ちゃんを応援する!」って言ったら一応それで収束するわけである。
この流れに部外者が口を挟む余地はないだろう。
乃木坂の場合だと金川紗耶とか星野みなみとかのケースがそれにあたる。


だが、与田祐希のやったことはそもそもファンが許す許さないの話ではないのだ。

与田祐希はただのスキャンダルではなく不倫を行っていたわけで、しかも相手のご家庭にはお子さんがいるわけである。この一件で不倫相手のご家庭では諍いが起きて場合によっては離婚してしまうかもしれない。そうでなくても揉め事が起きるのは必至でなんの罪もないお子さんにも負担がかかっている訳である。

この場合、ファンが与田祐希を無条件に許容することは『与田祐希が不倫によって相手のご家庭の奥さんやお子さんに加害した』という事実を肯定することになるのである。

こんなことは、アイドル云々以前に人としてどうなのか?という話になる。


後出しジャンケンみたいになってあまり言いたくないが、今回のようなケースの場合与田祐希が取るべきだった弁明は『相手にご家庭があることを知らなかった』という切り口ではなかろうか。




不倫と言えば昔に松村沙友理が同じようなスキャンダルを撮られているが、松村沙友理は謝罪時に『相手が既婚者だとは知らなかった』というスタンスを取っている。
せめて与田祐希はこの点を強調するべきだったのではないだろうか。そうすることによって、不倫によって相手の家庭を傷つけてしまったことが故意ではないことが主張できる。


アイドル活動を行いながら単純に恋愛を行っただけなら傷つくのはファンだけで済むが、不倫は明確に相手の家庭を傷つけることになってしまうのである。
そもそも与田祐希は自覚があろうとなかろうと、加害者になってしまっているのだ。



与田祐希が不倫の事実は認めた上で『相手が既婚者だとは知らなかった』と言ったり、『取り返しのつかないことをしてしまいましたが、もう一度頑張らせてください』と言ったのならばファンの方が「それでも与田ちゃんのこと応援するよ!」というのは一理あると思う。
誤ちを認めた上で再スタートをする人を応援するのは(私なら馬鹿らしすぎて付き合ってられないと思うが)自由である。

ただ、昨日出た弁明ブログの内容のように『不倫はしていないが、紛らわしい行動をしてすいませんでした』とあくまで責任逃れのスタンスを取っているのなら、特に与田祐希を応援してきたファンこそしっかり怒った方がいいのではないかと思う。

彼女のやってることはアイドル以前に人として不誠実な対応であり、このような言動を取る与田祐希を支持するということは、与田祐希が不倫行為により相手のご家庭に被害を与えた行為を勝手に肯定してしまうことになる。

そんな最低のことをしていて、尚且つ『ごめんなさい』すら素直に言えないような人、魅力的ですか?



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以上のことから、与田祐希の一連のスキャンダルは乃木坂46でよくあるただのスキャンダルと比べて性質が違う重大な問題だと個人的には考えている。

もっとも、与田祐希は乃木坂屈指の人気メンバーであり、過去の松村沙友理のケースを見ても大した罰はなくなあなあで済まされることはほぼ間違いないだろう。

しかしながら、与田祐希が不倫をした事実すら認めず時間切れで凌ごうとし続けるのならば、それをファンがなあなあでネタにして内輪で面白がる風潮が出来上がってしまうのであるのならば、そんな薄ら気味悪い集団は一刻も早く解散した方がいいと思います。



一般の人から見た時、ただの恋愛スキャンダルなら『アイドルにも恋愛くらいさせてあげればいいのに』と思うかもしれないが、不倫スキャンダルに対して『アイドルの不倫くらい許してあげればいいのに』とはさすが思わないと思いますし。


以上です。


乃木坂46も全盛期メンバーがほぼ卒業してしまった今、いよいよこんな程度のグループになってきたんですね……。

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