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僕と腰パン

腰パンは僕が中学2年くらいに流行りはじめた。
ヤンチャ友達たちはみんな腰パンにティンバブーツにピアス。
ろくでなしBLUESというより、Rookiesの世界観。


僕の腰パンデビューは中3の夏の終わりくらい。
ダボダボのパンツを履くと、自然と腰パンになる。
きっかけは、制服のズボンが小さくなり、卒業まであと数ヶ月だったので、高い制服を新調するのももったいないと思ったこと。
腰パンのみんなに聞いてみたら、ディッキーズというメーカーのパンツが多いことを聞き、ディッキーズを買いに行った!
ちなみに、高校入試に面接があることは完全に忘れていて、結果的高校入試の面接もこの時購入したディッキーズで挑んだ。

お店でダボダボのパンツを履いた時、雷に打たれたように感動した!
マジでめちゃくちゃ感動した!
何に感動したかというと、とにかく下半身にストレスを感じないこと。
股下、太腿周りがとにかく楽。
お尻周りも、しゃがんでも余裕があり、全然下半身にストレスを感じない。
過去に、しゃがんだ時に股の間が避けてしまったことがあったが、そんな心配とは皆無。
また、前から見ても、後ろから見てもカッコいい。
シルエットが僕の美的センスど真ん中だった。
友達の腰パン姿を見ても、そこまで興味を惹かれなかったが、自分で履いてみて、良さがわかった。

大げさかもしれないが、一生これで行こうっと思った。

腰パンは、基本パンツが見えるくらいの位置で履くことが多いが、僕の場合はパンツのゴムが見えるくらいの位置がベスト!!

今となっては、結果的に腰パンになるダボパンじゃないと落ち着かない。
何なら、ちょっと気分が悪くなるレベル。

高校の制服も、あの手この手でちょっと腰で履けるよう工夫した。

社会人になって、ちょっとスリムなパンツを履いてみたときもあった。

しかし。。。

奥さん(当時は彼女)から腰で履かないの!!!っと注意された。。。
ただ、その時は腰で履いていなかった。。。
この 腰で履いてないのに腰パン疑惑事件 がきっかけで、完全に吹っ切れた笑


時は流れて、僕は40歳オーバー。

持ってるパンツはすべてダボパン。
冠婚葬祭ようのスーツのパンツも若干オーバーサイズ。

いい歳して…とか言われなくもないが、好きだし、楽だし、もう変えたくないし、変える気もない。
まわりも、腰パン込みで僕と認識してくれている(と思う)

この先、じいちゃんになってもこのスタイルで行こうと思っている。

こだわりというわけではないが、パンツだけじゃなく、身の回りのすべてのアイテムを意識的に、好きなもの、楽なもの、自分が自然体でいられるものだけを探し、自分の感性やセンスを信じて選んで行く。

いつも同じような格好でも全然良い。

変なストレスを感じず、自然体でいれること。
それだけを求めてユルく生きていたい。

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