本厄

普通、年が明けると、心機一転!
リフレッシュした気持ちになり、前向きになったりすると思う。
僕も、年末に一年を一人で振り返り、年が明けると「よっしゃ!!」と気合いが入るのはお決まりだった。

でも、2022年が始まった時、なぜか、気持ちがどんよりしていた。
年末の疲れが抜けてないのかな?
連休、家族との時間で、気苦労みたいなものあったのかな?
など、なぜかはわからないが、なんか気持ちが晴れない状態だったのを覚えている。


月日が流れ、今年は現時点で色々なことが起きた。
息子が体調不良で緊急入院したり、円形脱毛症になり、数も範囲も拡大していったり、なんか日々のリズムが悪くてイライラしたり。


なぜかわからないけど、いまいちな状態で、今年も5ヶ月が経とうとしていた。


ある日、奥さんから言われる。
「あなた本厄だからねー厄払い行ったほうがいいかもねー」
っと。

ここで初めて、自分が本厄だったことを知る。

正直、厄年とか気にして生きてないけど、前回の本厄でも確かに色々あった。
椎間板ヘルニアが悪化して、1ヶ月寝たきりになったり、前十字靭帯を断裂したり。。。

まぁ因果関係とか証明出来ないので、気持ちの持ちようとか、無理やりこじつけているとも言えるが、気分を変えるきっかけにもなりそうだし、厄払いに行くことにした。

余談だが、厄除けと厄払いは違うらしい。
正直、そんなことも知らなかった。。。


厄払いは、有名な場所じゃなく、地元の神社に。

コロナ渦、犬の散歩のついでに何回かお参りしていたし、家の近くの神社のほうが、人少なくて、神様も僕の厄払いに集中してくれるかなーくらいの考え。

平日ということもあり、なんと神主さんと僕のマンツーマン!!

正直、厄払い直後は、なんとなく晴れやかになったが、その気持ちもあまり続かなかった。


厄払いしてから1週間過ぎた日のこと。
猛烈に体調が悪くなった。
PCRの結果は陰性。
単なる風邪で、熱も微熱程度なのだが、ずっと頭痛が残っている。
とにかく黄色い痰が出まくる。
咳は少し。
くしゃみはほとんどない。
とにかくダルい。
かれこれ風邪引いて一週間になる。

体調が回復していくにつれて、心もちょっとずつ晴れやかになっていく。
体調不良になる前と比較しても、こんなに晴れやかな、スッキリした感覚は久しぶりだ。

これは、もしかしたら、厄払いの効果で、今年前半にまとわりついた邪気みたいなものが自分から剥がれていっているのではないか?
それにより、なんかスッキリしてきたのではないか?
この体調不良は、厄払いの最終仕上げみたいなものではないか?

そんな風に考え始めた。

厄払いが本当に効果があるのかなんてわからない。

でも、厄払いがきっかけで、ちょっと目の前が明るくなってきた気もする。
すくなくとも、今はけっこうスッキリしている。

神主さんと神様には、心から感謝している。
また、本厄だと教えてくれた奥さんにも感謝している。


体調も、良くなってきたし、最近サボっていた断捨離も再開した。
今回の厄払いをきっかけに、もっと良い流れになるように、今年の残りを丁寧に生きてみようと思う。

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