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私がラグビーを撮る理由

2015年から社会人ラグビーチーム専属で撮影させて頂いています。
それまではラグビー撮影の勉強としてトップリーグチームのオフィシャルフォトの下で3年間撮影技術を学んでいました。

それまでスポーツを撮ったことがなく動くもの(犬や馬)が撮れるからラグビーも撮ってみようかな?という感覚で始めたのが2012年でした。

撮影するチームを今のチームに変えたのは自分の意志です。
写真に対する思いの面で今までの環境と合わなくなったのが一番です。
【教える】【教わる】関係があったので【教わる】他の人たちから今もう本当思い出したくないけど【先生に嫌われたくない一心でいたい】っていう感覚と【そのためだったらなんでもやる】という雰囲気もあって。まるで【いじめに似た精神環境に落とされる】事もありました。
撮れるようになると撮れない人は撮れる人を時に妬む人もいるというやつです。
これはこの環境に限ったことじゃない。

正直いじめに遭うとか小中学生で終わったはずだと思ってたのに、大人になって辛かった独特の気持ちをここで思い出すとは思いませんでした。
食事がまともに食べられなくなったり、フラッシュバックしたみたいで時々頭かきむしって毛布に顔埋めて叫んでたりしました。

未だに客席から私が撮影している写真を撮ってネットに上げて『こいつムカつく』って書かれてますからね。あーすごいことやってんなみたいな。名誉毀損も甚だしいですよね。
ちゃんとこっちも知ってますよ。やってんの。
悔しいんでしょ。ただ、こういう事をする人はいつかこれと同じ程度自分に必ず帰ってきます。
因果応報は本当にありますから。
『あの人悪く言うと呪われる』じゃないから。

話が逸れましたな。

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私が撮影している理由。
長い人生の中での短いラグビー選手期間。引退してもその時のことをいつでも思い出してもらえるような、ご家族や友人の皆さんとシェアし続けてもらえるような写真を撮りたいから。
なんです。そしてラグビーを撮影しているのは試合は闘志のぶつかり合い。こんなに迫力あるスポーツがあったのか!と思ったと同時に試合が終われば敵も味方も関係なくなる瞬間が何度見てもおもしろいんです。
「さっきユニフォーム掴まれてその手をバチン!!って叩き落としていたのに試合後に笑顔で喋れてるその切り替えというかギャップよ!!!」みたいな。
ギャップ萌えです、私。
また 5年もカメラ構えさせていただいていて、下部リーグからゆっくりでもしっかりと上のリーグに上がっていけて日本最高峰のトップリーグ昇格までを見届けているから撮影もできているんじゃないかなと。

ラグビーも1人ではここまで出来なかったスポーツでしょう。
スマホの写真なんかで喜んでくれない事だってあるかもしれない。
ご両親をはじめとするご家族、ご親戚、恋人、友人に対して今はインターネットで幅広く【個】発信することができるようになった時代です。
『僕 このチームでラグビー頑張ってます!』
試合会場へ足を運べなかった大切な人たちに対して発信するには写真のチカラはすごく大きいと思っています。
ピッチに上がった選手は可能な限り全員撮ります。そして選手を支えるスタッフや、その日に試合に出れなかったけど裏方としてサポートする選手も見つけたら撮ります。時々遠くで見つけると望遠レンズで撮ってしまうので「いつの間に撮ってたんすか!」みたいに驚かれることも。
一部の選手やスタッフには少しよく見かける傾向だなと感じたのが単身赴任でチームに尽力されているスタッフがいること。
大好きな家族と離れて暮らし、お家を守っているご家族は外出が容易でないケースもあると思います。距離があればなおさら。試合を見ながらも選手をサポートしているスタッフとしての姿は試合でプレーをする選手よりも隠れがち。
オフになるたびにおうちへ帰るスタッフさんのお土産の中には私が撮影した写真も一緒だそうです。お子さんが「リビングに写真を突然貼り出すんです(笑)」って話をしてくれる姿も、笑顔。
やっぱりそのチームに携わっていたということは文字やその人の言葉に写真もあれば全然違って来るはずですよね。

関西に撮影で出向いた時 声を掛けてくださった選手のお母様、『孫のラグビー姿が見たいと私の母が常々話をしていました。ラグビー雑誌に写真が載るようなリーグではないから試合の姿が分からないんですよね。その時に母が眺めていた写真はあなたが撮って下さった写真です。母は足が良くないのでここ(試合会場)まで来ることが出来なかったけど、写真をいつもとても楽しみにしています、ありがとうございます』試合後でお名前を伺う余裕もなく、新幹線の時間も迫っていたのでお礼を言うことしかできなかったのに、私に声を掛けて下さって本当にありがとうございました。この場で申し訳ありません。帰りの新幹線の中で嬉しくて泣いていました。写真の整頓をするのにパソコン立ち上げても画面が涙で何度滲んだことか。

こういう言葉をいただけると【写真って何のために誰のためにあるのか】っていう部分が分かる気がします。あくまで私の撮り方の場合ですが。
趣味なら自分がいい!と思ったものをとことん突き詰めて撮影すればいいと思いますし。
私の場合は自分がいい!と被写体の相手がいい!がコラボした写真作りです。


オフィシャルの撮る写真ってハイライトばかりになりがちだと思うんです。
もちろんかっこいいし、新聞一面ネットニューストップのようなカッコいい瞬間を切り取った写真ってこの人じゃないと撮れないよね、っていうのたくさんあるじゃないですか。
でもハイライトの写真って見てもすぐお腹がいっぱいになっちゃうと思っています。それと、お願いされた写真しか撮れないという条件でカメラを構えている人もいます。私はこういうのすごくつまらなく思ってしまいます。

チームからの条件や環境によっては公式戦しか撮影を任されないことも。
チームには15人以上確実にいるわけで
ポジション争いに勝てずに公式戦の舞台に立てない選手もいる
練習試合に出場のチャンスがあった時に自分の写真がない

試合後の集合写真じゃなく選手の周りの人たちが、本当に見たかったのは試合中のその人が頑張っている写真。選手本人が欲しかったのもラグビーをしている写真のはずなんです。

ここから下はラグビー撮影のことを色々思い、もっとディープに書かせていただきましたので有料です気になる方はご高覧いただけると嬉しいです。

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私がラグビーを撮る理由

Fuku Murakami

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