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「いい写真は誰でも撮れる」


写真家 幡野広志さんのワークショップに参加してきました。というか参加できました。申込日当日にワークショップの存在を知り、時間になったらひたすら連打。[在庫がありません]と表示されても連打してたら急に決済画面になりました。運いいな私。

すみません、言い遅れました。note初めて書きます。ワークショップの情報量多すぎて消化できないので書ける範囲で書きます。優しい目で見てください。
前置き長いのでお急ぎの方は目次のワークショップに進んでください。

私と写真

はじめて写真撮るの好きかもと思ったのは高校生のとき。しかもガラケー。
もともとデザイン系とか興味があった。でも当時家庭内は貧困状態、でも学校の成績は良いほうで担任からは大学進学を勧められ板挟みでやりたいことができる状態ではなかった。
同級生が写真の専門学校に行くって言ってて少し羨ましいって思っていたような記憶がある。そのあとも日々の生活がやっとでガラケーがスマホに代わったくらいで、写真ほぼ撮らず。

ミラーレス一眼を買ったのは息子が生まれてから。2021年の5月にカメラ購入。息子が幼稚園に通うようになって行事で動画を撮影できるようにとズームレンズつき。要らなかったと今は思うけどまあいいや。
そして初心者向けの写真の本、YouTube、インスタグラムでなんとなくお勉強。当時はインスタ映えするパステルカラーでふわふわな写真が撮りたくて、至近距離多め、構図も意識しまくりだった。

レンズキットのレンズがなんか違うと思い2022年1月に安い中古の単焦点レンズを購入。この頃から写真が好きって公言するようになった気がする。
でもまだ映えとかエモ好き。インスタグラムも好き。加工の感じも安定しなくて方向性ずっと悩んでた。

変化のきっかけ

息子が1歳から2歳になる頃(昨年)、とにかく私は日々追いかけてた。もう映えとか意識する写真を撮るのが不可能になった。
その中で息子はじっとアリを見つめるようになったり、石を拾ったりするようになる(たまにゴミも拾うから焦るけど)。外に出るとそこしかシャッターチャンスがない。でもそれでいいかと思うようになった。息子の日常こそが将来残しておきたいものだったから。

そしてもうひとつ変化なのかなと思うのがインスタグラムの更新頻度が減ったこと。そんな暇もなくなったのもあるし、自分の写真が統一できなくなってきたこと。おすすめに表示される「プロの撮り方」系の投稿に書かれているものに違和感を感じて疲れてきたのが大きいかな。統一感というか方向性が見つかったら再開しようかな。

ワークショップ

ここまで長くなったけど本題のワークショップ。
私はなんとなくの知識となんとなくの感覚で今まで撮っていたから、幡野さんの『写真を誤解しないための、写真の誤解をとくための講座』といういう文章を見てすごくハッとさせられた。私が今欲しいものだと直感した。運良く参加できることになって毎日ニヤニヤしてた。

当日は電車に乗ってる時点で緊張。少し早めに着いて何分前に行くのが正解かも分からず近くのカフェでカフェラテをさくっと飲んで10分前に会場に入る。緊張のせいで会場内どこに座っていいか分からなくなる。何を思ったのか人がいっぱい座れる中心の席に座ってしまった。普段ならすみっこが居心地よくて黙々と作業できるとこが好きなのに。結果としてはそこの席で良かったんですけどね。お知り合いが増えたので嬉しい。

座学を一通り聴き、質疑応答していざ外へ。
カメラ片手に持ってる集団がぞろぞろ歩いてるものだから、注目されるし道行く人がなにかの言ってて本音は恥ずかしかった。もちろん堂々と歩きますよ。30分くらいで200枚くらい撮った。とにかく撮った。なんでも撮った。でも途中でおなかがすいて力尽きそうで早めに戻ることにした。

念願の昼食はおいしいキンパとお味噌汁。おかわりしたかった。
幡野さんのコンビニのおにぎりの話もすごい聞き耳立ててました。セイコーマートのおにぎりもおいしいです。

セレクトして現像の時間になる。私がセレクト現像した写真がこちら

普段子乗せ自転車で移動するのでついつい人の自転車見てしまう。
新宿まで行くようになった相鉄線。息子が電車好きで見せたいなって考えてた。
会場に戻る途中ふと入った路地裏の刀屋さん?の窓にくっきりと建物が映り込んでて見入ってしまった
結構セレクトするか迷った写真

そしていよいよ幡野さんに現像してもらう時間

今まで人に現像してもらうことなんてないし、そもそも普通はないのに、それをしてもらえる。しかも幡野さんに。最高にわくわくする時間です。

はい。いやもうすごいというか感動。
岸田奈美さんの写真が幡野さんの浅漬けになったように私の写真もちゃんと浅漬けになった瞬間です。

しかも下2枚の写真、「うまいね、誰が撮ったの?」ってお言葉をいただきました。あわよくば1枚くらい「いい写真」って言われないかなと思っていたから2/3いいと言われてもう喜ばない人いません。いまだにかみしめてます。もちろん、『初心者にしては』が前置きで入ると承知してますが。嬉しかったな。
「この感じを大切に」とも言われたので見知らぬカメラおじさんに何か言われても無視できそうです。

さいごに

幡野さんを知ったのはTwitterの「なんで僕に聞くんだろう」でした。そこからまさかお会いできる日が来るなんて想像もしていませんでした。
今少し写真のことで考えることがあってそのためのヒントというか得られた気がします。
このワークショップのおかげで写真を撮るのがもっと好きになりました。いつかまた会える機会があるといいな。サポートしてくださったみなさまも含めありがとうございました。

息子に早くカメラ持たせてあげたいな。6月に3歳になるから誕生日プレゼントでカメラ渡そうと思います。
私が撮った写真は男性ぽいか女性ぽいかも知りたかったりします。

いい写真が撮れますようにとのお言葉までいただけて感無量です。
もっとうまくなりたいと言いたいところだけど今の感じ、感覚を大事にします。

ワークショップとは関係ないのですが幡野さんの影響で小野万さんの1本造りのファンにもなりました。

最後までお読みいただきありがとうございました。


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