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【実験】地方の事業者の人手不足解消は、ハックできるか。

こんにちは。

コーポレートサイト制作 と 広報 で、
地方の小規模事業者のビジネスを応援している
JIMCOM 今村です。(WEB屋さんです!)

働き方実験?とは

↓ は、募集内容に記載されていた説明文です。

本記事は、ランサーズ新しい働き方LABの「研究員制度」に応募するために、私個人が行う「働き方実験」についてまとめたものです。
現在新しい働き方LABでは、働き方に関するあらゆる実験にチャレンジしたい「研究員」第1期生を募集中です。
新しい働き方に挑戦したい方なら誰でも応募可能。ご興味のある方はこちらへどうぞ。
https://hosting.lancers.jp/lp/lab_researcher/

無事に、選考を通過したので、実験の計画などについて記載していきます!

◆研究題材

「半年の調査と実践で再現性のある地方事業者の人手不足解消法は見つけ出せるか?」

という題名で応募をしました。

当初は、「地方の事業者(小規模事業者、小企業)に最適な求人手法は何なのか?」という題材を考えていたのですが、人手不足を解消できればいいので、求人ありきでなくその方法を探ろうと思い、このお題としました!

※本実験で記載する「小規模事業者」、「地方の事業者」、「ローカルビジネス」、「ローカル企業」は同一の意味です。家族経営、一人親方、多くても10人程度の社員がいる地元のお店や工務店や製造業などを思い浮かべていただければと思います。なんとなくニュアンスで書き分けが有りますが、指すものは一緒です。

※「再現性のある」なんてタイトルは余計だったなあ、とちょっと後悔。どうやって計測するんだ…(T_T)

◆実験の目的と背景

目的と背景は2つあります。

1つ目は、
題材の通りですが、ローカルビジネス(地方の小規模事業者、小企業)の人手不足を解消方法を見つけるのが目的です。

そう思ったのは、

ホームページ(以下、WEBサイト)を作って納品したお客様から、
「WEBサイトでの集客はよくできているが、今度は人手が足りない。採用したいが、なかなかうまくいかない。」
という相談を受けたことがきっかけです。
(一社だけではなく複数社からそのようなご相談がありました。)

なるほど。🤔

では、
●求人媒体 に載せるか?
●採用ページ を作るか?

と思いましたが、
思いつく採用手段(通常使われる手法)は、お金💰のかかるものばかり。
ローカル企業は、都会の大企業ほどお金はかけられませんし、

仮にお金をかけられたところで、
望む人材とマッチングできるのか?という疑問が浮かんだこと、

そもそも、最近の人材市場の動向を踏まえた、しかもローカルビジネスの採用方法って実はまだ確立されていないのでは、という考えに至ったことが背景です。(ローカルビジネスの人手不足の現状についての詳細は別の記事(準備中)で。)

お客様へのさらなる価値提供のために、ローカルの小規模事業者の人手不足を解消する方法を探ります。(前述しましたが、求人ありきではない可能性が有ります)

2つ目は、
「地方での働き口(雇用先)を増やすこと」が目的です。

昨今の労働市場の流動化と働き方や生き方の価値観の多様化により、雇用される身からフリーランスに転身する人が増えているようです。(参照 : 内閣府政策統括官(経済財政分析担当)「政策課題分析シリーズ17 日本のフリーランスについて―その規模や特徴、競業避止義務の状況や影響の分析―」

ちなみに、別の調査( 内閣官房日本経済再生総合事務局「フリーランス実態調査結果」)では、

 フリーランスという働き方を選択した理由として

●「自分の仕事のスタイルで働きたいため」と回答した者が6割。
●「働く時間や場所を自由とするため」と回答した者が4割。

というデータが出ています。

私は、この結果(フリーランスという働き方を選択した理由)をみて、

「仕事内容」「自己実現」(挑戦したいことややってみたいこと、より自分の能力や資格を生かす)が、上位には無いこと を意外だと感じました。

ということは、仕事内容が自分の好みで無くても、
雇用条件さえ合えば、地方の小規模事業者にも人が集まる可能性があると考えることが出来ます。

※もちろん今回参照データで上位でないだけで、
「仕事内容」、「自己実現」を重視してフリーランスになる方もいます。
実際に、データでも、それぞれ、「より自分の能力や資格を生かすため」27.3%、「挑戦したいことややってみたいことがあるため」13.5% という数値で決して少なくありません。

ですが、あくまでここでは、そうでない(「仕事内容」、「自己実現」は重視していない)人達を、研究対象とします。

(最終的に、ローカルビジネスとのマッチング を目指しているため。私の顧客にフリーランスの主戦場(ITとかデザインとかライティング)の職種を募集している企業が無いため、そういう仕事じゃなくてもいいよという方の話を聞きたい。)

また、既にフリーになられた方の中には、

それ(フリーランス)を好んで選んだ方
他に選択肢が無く選んだ人
の2パターンが居るのではないか、と想像しています。

さらに、選択した時点での動機はともかく、実際に働いてみて、

フリーランスが合っている(合っていた)方
●そうでない人(フリーランスという働き方があっていない方
の両方いることも想像できます。

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図1

もし、それらの仮説が正しければ、
そのように、動機や適性が合っていないにも関わらず、

「仕方なく選んでいる層」(左下)は、会社員として、自分の望むライフスタイルが送れるのであれば、

会社員の方が幸せなのではないか と考えるのです。

(※ちなみに右下は、少なくともやりたくてフリーランスをやっているので、辛くなければ頑張って、右上を目指すのも有りだし、もしやっぱり無理だと思ったら、会社員になるというのも有りだと思います)

一方で、では、左下の方は、なぜ「合わない」にもかかわらずフリーランスにならざるを得なかったのでしょうか?

それは、条件にあう会社が無かったということが考えられます。※1

そして、それは地方の方が顕著なのではないかと考えます。※2

(※1と※2 のデータはまだ探していません。後で、探してきますm(__)m)

もし、それら仮説があっているのだとしたら、

地方の小規模事業者が、
そのような方たちの望む雇用条件を用意することが出来れば、

地方の人手不足と、地方でフリーランスではなく会社員として働きたい人の両方の問題を解決できることが期待できます。

◆検証したいこと

仮説の検証を行います。

① フリーランス(フリーランス志望者・フリーランスとして働くことを検討している人、フリーランスとしての歴が浅い人)をメインに、

なぜフリーランスをやっているのか(志望しているのか)を質問する。

その回答が、

●「自分の仕事のスタイルで働きたいため」
●「働く時間や場所を自由とするため」

だった方に限り、

どんな雇用の条件であれば会社員として働けそうかヒアリング又はアンケートを実施する。

(※「仕事内容」や「自己実現」を理由としてあげる方は今回は研究対象から省きます)

② 雇いたい側 に、 ①をどこまで受け入れられるのか(譲歩案)をヒアリングにて聞き出す

③ ①の回答に協力してくれたフリーランスに、
②からヒアリングした譲歩案を提示して お互いの希望が反映された内容を作り上げる。

その結果、人手不足が解消する…のか??を確認します。(これは次のシーズンで機会を見つけて行います。)

※図1の右下の人を対象に加えて調査を行うことで、仕事内容が自分の好みでなくても、雇用条件さえ合えば働けるという方もいるかもしれませんが、一度にいろんなパターンを検証するのは難しいため今回は対象外とします。

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図1

ちなみに、本実験は、フリーランスになることのリスクを下げることにつながると考えます。

なぜなら、(会社員に)戻る道が残っていれば、
もっと気軽に挑戦できると考えるからです。

図1の左上の人(別にフリーランスに好んでなったわけじゃないけど、結果的に合っていたという)も、当然世の中にはいるはずですし、

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図2

もっというと、図2の左上(黄色の人)は、さっさとフリーランスになった方がいい属性の人になります。

ですが、その選択は、ちょっと勇気が要りますよね。

フリーランスはそもそも事業主扱いなので、いろいろな保証が有りませんし、創業して10年後の生存率は10%と言われるくらい非常にリスクが高い道です。

だけど、もし、フリーランスから会社員に戻るルートが一般的であれば、もう少し気軽に挑戦できる。(と考えます)

この実験は、そんな道を用意する一つの提案にもなるかなと考えています。

(地方の小規模事業者に、フリーランスになったこんなスキルのある人達をこんな条件で雇うことも考えて、人手不足を解消しませんか?という提案ができるため。)

◆アウトプット・成果

お互い(労使双方/発注者受注者双方)の希望が反映された 条件(できれば雇用条件 できない場合は代替できるもの)を作り上げる。

(次回以降、、、機会があればその作り上げた結果をもとに求人活動を行って数値も見てみたいところですが、まずは、ベターだと思われる雇用(に限りませんが)条件を作ることを目指します。)

◆実験の測定方法

できた か できなかった か。

お互いの希望が反映された 雇用条件を作る。

もし、雇用条件が作れない場合、それは、

例えば、「働きたい側は雇用ではない方法(例えば業務委託など)であれば仕事を請け負える」、「人手不足企業側が雇用にこだわる必要が無いと気づいた」 という結論が導き出される可能性もあります。

あるいは、先に提示した調査結果( 内閣官房日本経済再生総合事務局「フリーランス実態調査結果」の フリーランスという働き方を選択した理由)にはデータとして出ていませんが、「仕事の内容」も、やはり仕事を選ぶうえで 大事な要素であるということが明らかになる可能性もあります。

◆スケジュール・進め方

7月頭に、まずは 研究計画書を作成(この記事)

7月中に、どのようなアンケートを実施するかを決める
(できれば、同じ実験 #私の働き方実験 に参加している皆さんに相談をしたいです。m(__)m!!)

8月頭に、アンケート・ヒアリングを実施

8月中に、実際に人手不足に困っている企業さんにヒアリングを行い譲歩案を作り上げる

9月頭に、フリーランスに対して、譲歩案を提示し揉んで、 お互いの希望が反映された 条件(できれば雇用条件 できない場合は、業務委託の条件など代替できるもの)を作り上げる

※スケジュールは、遅れることもあります!m(__)m m(__)m


という感じで、1期生の皆さんから遅れて、とりあえず、実験計画書を書きました!


ちょっと、法律も絡む部分があるので、慎重にやらなきゃと思う反面、

どんな結果が出せるか、楽しみながらやりたいと思いますので、

もしよければアンケートなどご協力お願いします。mm

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Twitterの発信まだ迷いが有りますが↓

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実験についてのツイートや、小規模事業者支援(IT化とか)についてのツイート (にしたい)

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