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誰かのために働くことに決めてから、 生活も仕事も楽しくなった。

#私の新しい働き方

ここ何年くらいなんだろう。
もう、しばらく前から、

世の中は、

やりたいことをやりなさい。
やりたいことを探しなさい。

という圧力を重くのし掛けてくるようになったような気がします。

就職活動の時に、
私はこの問いに苦しめられました。

やりたいことってなんだろう?


やりたいことはたくさんある。

でも、なんだろう。
カッコつけるわけじゃないけど、
私にとってやりたいことは、

志レベルの事で、
スキルや作業の話ではない。

だけど、志として、「こうしたい」と抱いた目標は大きすぎて、
当時の自分にどう落とし込めば良いのか見当さえつきませんでした。

・・・

私のやりたい事、の一つは、
「学校教育の問題を解決したい」という、
社会問題に関する事です。

そこに至った経緯はここでは省略しますが、
思い付きで出てきたものでもないので、
そのとりあえずの回答を出すのに苦労したことを覚えています。

当時の自分なりに精一杯考え抜いた末、
縁あって、やりたい事への方向性と近い事業を行っている会社で働くことになりました。

ですが、その会社の事業は、
私のやりたい事に「近い」とはいえ、「一致はしていなかった」こともあり、

在籍期間中はいつも、
「どうやったらやりたいことが出来るんだろう。」と悩みながら、

なんとなく元の志への道も諦めがつかずに過ごしていました。


どうにかしたいけど…

少々の社会人経験で得たスキルと経験では、
凡人の私に、
自分の「働く」と、「やりたいこと(=志)」を同時に考えることが出来ませんでした。

そんな悶々とした日々を過ごしながら…30歳を目前にした頃、

そろそろ、やりたい事に近い事に挑戦しないと、
いつまでたっても、実現できないな、と思っていた時でした、

ふと、
「仕事とは、誰かの困りごとを解決する事
という言葉と、

マーケットイン
単語を知りました。

その二つは、「誰かのために」、「誰にとって」を考えないと、
決して答えが出ない考え方です。

大した言葉・単語ではありませんが、

それまで、
「どうやったらやりたいことが出来るか」と
自分を主語に物事を考えていた私にとって、とても胸を衝く言葉でした。


「相手ありき」の言葉・単語の存在を知って、
これまでの自分のやりたい事を振り返ってみた時、

ぱあ、と前が開けて、

色んな可能性や小さい単位のやりたいことが見えてきました。


そこから、

やらなければいけないことが沢山あることに気づいて、

その1年後くらいには会社を辞め、
1年弱の準備期間を経て、今の事業の基となるものをスタートさせました。

(職場の人間関係にも、仕事内容にも恵まれたため、
楽しくは過ごした会社員時代だったことは補足しておきます。)

5月1日で、創業から5年半を迎えますが、
振り返ってみると、

創業から2年半くらいは、それはそれは大変で、
仕事もないし、お金もないし、なのに、時間もないし、
とてもとてもしんどい時期を過ごしました。

だけど、
楽しかったし、やりたいことに着実に近づいている手ごたえを感じていました。

そして、5年を過ぎた今、その充実感は、今なお健在です。
(まだまだまだまだ道のりは長いですが。)


私の人生の転機となった、

仕事とは、誰かの困りごとを解決する事」、「マーケットイン」の二つの言葉との出会いは、

その後の私の人生を大きく変えた気がします。

もしかしたら、
今も昔も世間の言う「やりたい事をしなさい」は、

スキルや作業の話ではないかもしれないのですが、

どうしても、その問いは、
「できること(CAN)」や「やりたいこと(WANT)」から考えをスタートさせがちです。

もしかしたら、
考える順番を変えて、
先に、「だれに喜ばれたいか」、「誰の役に立ちたいか」を考えることで、

あなたにとっての
#新しい働き方  も見えてくるのではないかな、と、

同じように悩んでいる人の役に立てたらいいな、と思い筆を執ってみました。


仕事って本当は、楽しい事のはず。

貴方にとって、昔の私の気づきが、仕事って楽しいを思い出すきっかけになってもらえれば幸いです。

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