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成田悠輔~不在裁判

YouTubeで、成田悠輔さんのリテラシーがなくなるのは残念で寂しい気もしますが、それをネタにして商売するのが情報屋ですから本人不在でも、残照人気が残っている場合は記事はいくらでも書けます。

そんな記事の一つに、文春の見出しが、目に留まりました。日本経済新聞社とテレ東の内紛勃発が発端、のような匂いのするセンテンスです。気になっいてる人だったら、サっと手に取って読むでしょう。

私の場合、書籍の「あとがき」を先に読むように、末尾にある一般者のコメントを読んで、全体像を把握する、という方法で、それを理解するのに使います。

そこにこんなコメントを書きました。

■この問題、総括すると「日本経済新聞社とテレ東の内紛勃発」、というブラックライトは、大方の見方だし社会もそれで納得するだろう。そこにただ一つ、ホスト(成田)に対す否定論がなったのは重要な視点でした。その対極論で記事にしているメディアニュースは、「国内メディアより先に米国NYTが深掘りして提起を問うこと自体日本の、メディアの問題です》」と、強烈な違和論で反している。集約すれば、それらメディア媒体自体が「正しい情報収集と分析」をしていなかった、という「恥さらし」をやらかした訳です。

というのは、他の記事(外信~)を読んでみると、なんか的外れだな、とおもうフシがあったので、それを指摘してコメントしたものです。まあ、当たらずとも遠からず、と云うことでしょうか。

もしそれが本筋だとしたら、母屋と納屋の親子喧嘩みたいなもので、他人様が割って入る問題でもないのですが、そこにわざわざわ「文春」が入ってきたというのは、購買数が見込める、(成田人気の根拠)と読んだからでしょう。(だったら文春主導の動画番組を作ってしまえばいいという話し)。

それで一通り読んでみましたが、肝心の両者の言い分が網羅されてない。良く在りがちな「日経テレ東大学に関するご質問について現在お答えできることはありません」、という返事がかえってきたという正攻法の案件でした。

そりゃそうですよね、日本経済新聞社とテレ東の仲の悪さ、なんて知る由もないし、もしあったとしてもペラペラ喋ると「名誉棄損」とか「虚偽報道」なんかで訴えられるし、やたらなことは云えません書けません。

その点、YouTubeだったら、飲酒OK、誹謗中傷無制限、画像改ざんパクリ無ご法度で、好き勝手ですから、そりゃガソリン点火のように火に油、「炎上」しますでしょう。案外、それ狙いで焚きつける場合だって否定されていないし。

そんな方法論の「無城壁帯」のYouTubeバイアスですから、案外、切腹、引退勧告など過激発言がすんなり通った、という換言もできます。
それが受けて拍手喝采となると、次には見ている側(開催メディア側)が、それを期待して、ゲスト招聘するというスパイラルが出来上がってしまう。さらに両者は、それを好いことに一辺倒路線に嵌まり込む。

そして頃合いを見計らって「図に乗るのも~いい加減にせいよ、」(とは誰もいっていない、が二段梯子の綱を切る)が、「杞憂」という天界拡声が起動発信され、下界にたむろしていた信者の皮下埋設のマイクロチップが瞬時にキャッチするという、まさに仮想者シュミレーションがおこなわれている。
(そんなこととは露知らず、成田氏が引き擦り降ろされたのは爺らに切腹しろと箴言したのがその理由、とか訳の判らない元老院クラブを加熱温存している火をすぐ冷凍設定にしろとか、そんな謹厳実直を放言するのが何が悪いとか、今までに例がない、ことを云うので太陽まで炎上してしまうのでしょう。)
だから、本筋は全然違っていたとしても、目の上のタンコブは、ひとまず取り除かれたので一安心してシャンシャンお囃子手拍子を打ったのでした。

2023年02月15日記事

成田悠輔氏の番組終了の経緯詳細

「制作統括の高橋Pは悔し泣き」ひろゆき、成田悠輔で話題のYouTubeチャンネル「日経テレ東大学」終了のウラで日経新聞の“内紛”劇
2023/2/15(水) 12:12配信 文春オンライン
「 週刊文春 」は2月10日配信のスクープ速報で、日本経済新聞社とテレビ東京が共同で運営するYouTubeチャンネル「日経テレ東大学」が今年3月を目処に終了すると報じた。
 そんな同チャンネルについて、日経新聞の社内で動画の内容を問題視する声があがり、昨年12月時点で制作スタッフに終了が通告されていたことが小誌の取材で新たに分かった。
【画像】成田悠輔


Flash

「日経テレ東大学」は2021年4月にスタートした。『家、ついて行ってイイですか?』などの人気番組を手がけたテレ東プロデューサーの高橋弘樹氏(41)が制作統括を務め、出演者に2ちゃんねる創設者のひろゆき氏やイェール大学助教の成田悠輔氏らを抜擢。経済番組らしからぬ演出で人気を博し、今年2月にはチャンネル登録者数100万人を突破していた。

 だが、2月6日に高橋氏がテレ東を退社することが明らかに。9日には成田氏も〈番組から引退します〉とツイート。「何があったんだ」と憶測を呼んでいたが、実はその裏でチャンネルの終了が決まっていた。
 登録者数100万人超の人気YouTubeチャンネルはなぜ終了することになったのか。日経新聞関係者が匿名を条件に明かす。
「実は、『日経テレ東大学』の終了は、日経新聞の“社内闘争”の結果なんです」
「“本流”はYouTubeなんてノーマークだった」 日経新聞社の“本流”とされるのは1500人の記者を抱える編集局だが、同チャンネルは「日経電子版」などデジタルコンテンツの“出し先”を担っているデジタル事業(現・サブスクリプション事業部門)内の企画として立ち上がった。
「編集局に近い報道班ではなく、あえてバラエティ班と組むことにしました。テレ東のバラエティ班は、『ゴッドタン』の佐久間宣行さん、『ハイパーハードボイルドグルメリポート』の上出遼平さんなど尖った番組を作れる人材を多数輩出しています。面白いYouTubeチャンネルを作ろう、ということでアサインされたのが、政治経済ネタにも強い高橋さんだったのです」(同前)
 こうして2021年4月に「日経テレ東大学」はスタート。着実に視聴者を獲得していった。

「当初、日経の“本流”はテレ東のバラエティ班と組んだYouTubeなんてノーマーク。誰も関心を寄せていなかった」(同前)
 そんな中の2022年3月、日経の組織改編と人事異動が行われた。「デジタル事業」は無くなり、紙の定期購読も含めた「サブスクリプション事業部門」という部署に改編。「日経テレ東大学」のチームもその部署に組み込まれることになった。別の日経関係者が語る。

「担当役員も替わった。日経BP出身の専務から、日経本体出身でグローバル事業畑が長い常務がトップになったのです。この人事によって、以前よりも編集局の意向が反映されやすい環境になりました」
「日経テレ東大学」の内容について、日経の“本流”から問題視する声が相次ぐようになったのは、その数カ月後のことだった。
「『訴訟を複数抱え、SNSでもたびたび炎上するひろゆきが出演しているのはいかがなものか』『日経ブランドを毀損している』などの指摘が出ました。それ以外にも、『投資するとめちゃくちゃ儲かる』などという出演者の発言について、『日経の看板で投資誘導をするのは問題ではないか』というコンプライアンス上の問題を指摘する意見も出ていました」(同前)
ひろゆき氏は小誌の取材に… そして、「止めるべきだ」という圧力は強まっていき、昨年12月、サブスクリプション事業部門は正式に制作スタッフに終了を通告した。テレ東関係者が明かす。
「問題動画だけを消すのか、チャンネル自体を終了させるのかの議論もありましたが、結局、『終了』ということになりました。決定が伝えられた日、高橋さんは涙を流して悔しがっていました」
 出演者だったひろゆき氏に取材を申し込んだところ、メールで応じた。

――日経テレ東大学が終わることを、いつ、どのように知らされたか。
「去年の冬ぐらいから終わらされそうだけど、出来るだけ続けられるようにしたいと聞いてました」
 一方、日経新聞社に終了の理由などについて質問状を送ったところ、こう回答した。
「日経テレ東大学に関するご質問について、現在お答えできることはありません」

 2月15日(水)12時配信の「 週刊文春 電子版 」では、日経社内から問題視する声があがるきっかけの一つとなった元日経記者・後藤達也氏の出演など「日経テレ東大学」が終了に至った詳しい経緯、ひろゆき氏が小誌の取材に明かした「終了の理由」と「高橋Pから言われたこと」、テレ東退社後の高橋氏の計画、今回の騒動が招く日経の“あるリスク”などを詳しく報じている。
「週刊文春」編集部/週刊文春 2023年2月23日号


写真 アベマブログ

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