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これは、旨い~

旨いっ! て、どんな器官の作用なんだろうか

ピアニスト辻井伸行氏の記事があったので読ませて頂きました。議論メシ編集部さん2024年3月8日 06:00 の記事でした。

その内容が熱狂的だったので、ついつい引き込まれて読んだものです。天才ピアニスト辻井、については無駄な説明もいらないのですが、「そんなことじゃなくて、これ凄いんだから」という絶賛調ですから、それに従うしかなかったです。

その超絶技巧もそうですが、その他の要素で、旨さ、ではなく本人の没頭感覚とか一心不乱とか、他の人を圧倒する説得感みたいなものが、ふつふつと感じる場合があります。

それは、このnote上の記事文もまったく同じで、ここではプロもアマも関係なく、投稿して原稿披露するわけですが、勿論、職業作家の文脈は、整然として、途切れない流線文体で、読みやすいことはあります。
それでも、たまにアマでも、そうした既成文でなく、溢れる感覚が読者に伝わる文というのがあって、今回の論メシ編集部さん、でした。

本人紹介もありましたが、3年で30冊出版(電子本?)という触れ込みですから、作家予備軍の資質は充分です。

それで思うのは、その「旨い」とは何か、ですね。その使い方はいろいろで、食の旨さ、文の旨さ、演技の旨さ、言葉の旨さ(詐欺師はそれに長ける)、と千差万別ですが、それは本質的に精神性だと思うのです。

例えば、料理一品を3人で吟味して、旨い、と感じたとしても、度合い感覚が三種類に異なるのですが、旨い、という一つに集約される。それを言葉、文字に置き換えると、もっと解釈の幅が広がります。プロは、その幅が広くて1.2のところを10くらいあるからプロと思われます。

ではピアニスト辻井伸行氏の場合は、どう解釈したらいいのでしょう。盲目のピアノ弾き、それだけでハンディがあります。でも、世界には同じ盲目プロピアニストもいるし、譜面の読めないプロ指揮者だっています。それらは、ヒトの数倍の時間を使って、一定のレベルに達してます。

辻井氏だって、それは全く同じで、それがどうして世界的ピアニストなのか、というのは、そうした環境を作った人がいたからです。それが家族の中で一番身近な母親であり、そして良き音楽人脈の中で、その感覚が研ぎ澄まされたということです。
また、その才能は彼独自の指先タッチにあり、どんな難曲で引き分ける、というのは世界にただ一人、だからです。

辻井伸行さんが弾いた曲で一番好きなのは「ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番」です。 観る度にうるうるしちゃう。100回以上は絶対観ています。
 辻井伸行×佐渡裕「ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番で何とオリコン初登場3位になっており、クラシック音楽では考えられないチャートです。

それと別次元のニュースでしたが、
■アグネス・チョウさんに対する現地カナダでの独占インタビューについては、3月11日(月)のテレビ東京系列で放送のWBS(ワールドビジネスサテライト)と、同じ3月11日(月)から配信を始める配信番組 テレ東BIZ「池上彰がいま話を聞きたい30人」で、さらに詳しく伝える予定です。

という記事が同じ日に載りました。

この「アグネス・チョウ」さんも、別の意味で世界的有名人でした。


どちらが、どう? という対比としてではなく、同じ運命であっても、取り囲む環境によって、ヒトの人生が大きく左右するという例のように思いました。

そこには旨いも不味いもなく、個人の身体五感とは別次元が支配するという物理的制約が存在していました。

いまのこの混迷、世界カオス時代に、狭い意味での国内に棲む我々と自分は、なにを持って「旨いっ」とするかは、個人判定に任せるしかありません。

最近、「ザクロ」ジュースを買って飲んでます。これは今まで日本になかった食材の一つで、原産はトルコです。ザクロの木は、昔の日本では社寺境内にあった歴史の生き証人でしたが、その謂れが消滅してしまって、その樹も消滅しました。(紀元前よりの云い伝えザクロ)

そんな意味も込めトルコ原産のザクロジュースを紹介いたしました。

「寿命を延ばしたい人」にザクロがいい科学的根拠 1日1杯ザクロジュースを飲むことで健康効果
東洋経済オンライン / 2024年3月7日 17時0分
これまで、一般的には人の寿命を人為的に延ばすなど不可能と思われてきました。しかし、近年の科学はそれを可能にするヒントをつかみました。それがサーチュインです。そのヒントを基にした研究者の努力により、人の寿命延長はより現実味を帯びてきたのです。しかも、もたらされた長寿は寝たきりや認知症などを伴わない、いわゆる健康長寿なのです。
部分引用

https://news.infoseek.co.jp/article/toyokeizai_20240307_737118/?tpgnr=life


ザクロはジュースで飲むのがおすすめ
それでは、どのくらいザクロを食べればいいのでしょうか? 市販されているザクロジュースには、エラグ酸が100㎖あたり30㎎程度含まれている商品もあり、1日1杯ザクロジュースを飲むことで健康効果が期待できます。
たまに、街角で庭木などの観賞用に栽培されているのを見かけますが、日本では古くから栽培された果樹の一つで、果実は食用になります。残念ながら、かなりの専門店でない限り果物屋さんや八百屋さんではあまり目にしないため、果実から成分を定期的に摂取するのは難しそうです。そこでおすすめなのがジュースです。
ザクロジュースはさまざまなものが販売されていますが、まずは表示を確認し、果汁量が多い商品を選択してください。果汁量は100%以上のものがいいでしょう。
「100%以上とわざわざいうことは、200%のものとかあるの?」と疑問に思ったかもしれません。ジュース類は原産地からの輸送コストを抑えるため濃縮してから輸送し、販売拠点で加水することで元に戻す濃縮還元製法が用いられます。このときに加水量を減らせば、果汁が100%以上になるケースも出てくるわけです。
ザクロの有効成分は加熱に強いので、濃縮還元製法のジュースでも成分は変性することなく有効に摂取することができます。
ザクロのほかに効果があるものは?
エラグ酸に次いでご紹介したいのがルテオリンです。ルテオリンは、フラボンとよばれる化学構造の成分ですが、他のフラボノイドと同じように、黄色の結晶状の成分です。天然成分としてルテオリンは、シクンシ科のミロバランに多く含まれています。ミロバランはあまりなじみのない名前ですが、インドからインドシナ半島の熱帯アジアを原産とした落葉中高木です。
日本にも古い時代に伝わり、正倉院の『種々薬帳』という書物には、呵梨勒として紹介されています。種々薬帳には、ミロバランは整腸作用や下痢止めの効果がある生薬(漢方薬)として紹介されています。
ミロバランはタンニンを多く含むため染色材料としても用いられ、黄色、カーキー色に染まり、藍とともに染めると青磁に似た薄い緑色に染まります。 ミロバランにはルテオリンが多く含まれており、特に葉に多く、外皮や樹皮にもふくまれています。シャジクソウ属の花、ブタクサ属の花粉、サルビア・トメントーサの花にも含まれていますが、我々がよく食用とする食品としては、食用菊、セロリ、ブロッコリー、ピーマン、パセリ、シソ、ニンジンなどにも含まれています。
ルテオリンにはどんな効果がある?
ルテオリンはサーチュインの遺伝子発現をアップしますが、それ以外にもいくつかの薬理作用が知られています。抗酸化活性、免疫系の調整作用、糖尿病の改善作用を持つ可能性が示されています。そのほか、ルテオリンには尿酸値を下げる作用が確認されています。中高年の男性が健康診断項目で最も気になる尿酸値です。
この記事をお読みの方も、尿酸値が気になるという人は多いのではないでしょうか? 尿酸値の上昇はプリン体とよばれる成分の過摂取が原因といわれていますが、必ずしもプリン体過摂取のみが原因ではありません。むしろ、肥満や運動不足が伴う場合が多く、尿酸値の増加予防には食事療法に加え、脂質代謝を促す運動療法が医師からはすすめられます。
サーチュインの活性化は脂質代謝を促進しますので、ルテオリンの尿酸値抑制効果には、サーチュイン遺伝子の発現による効果が関与しているのかもしれません。
ルテオリンを食品から摂取するには、最も含有量が多いミロバランを食べればいいのですが、日本ではほとんど流通していません。ですので、おすすめしたいのは食用菊です。
ルテオリンはセロリやパセリにも含まれていますが、キク科植物は特に多く含まれています。葉よりも花に多く含まれていますので、食用菊がおすすめです。食用菊は鑑賞用の菊と同じ菊の一種で、特に食用として栽培されている菊を指します。標準和名はショクヨウギクといい、食菊、料理菊ともよばれています。お刺身のつまに小さな黄色い菊が使われるのをよく見ると思いますが、これはつま菊とよばれます。
一方で、花びらのみを食用とする大輪の花を酢の物などにして食べる場合もあります。植物学的には観賞用のキクとの明確な違いはありませんが、苦味が少なく、味が良く、比較的香りの少ない品種が選抜され、品種改良した種類が食用として栽培されています。
花びらの色や品種はかなり多く、特に新潟や東北地方でよく栽培され、消費量もこの地区で多いようです。代表的な品種として「もってのほか」という別名を持つ、延命楽、高砂、蔵王、阿房宮などがあります。

古代より中国で延命長寿の花として飲用された
旬は、菊の花が開く、10~11月とされています。日本へは天平年間に中国から伝来したといわれています。当初は観賞用に栽培されたものが、江戸時代になって本格的に食用が進み、それに伴い栽培が盛んになったようです。
菊そのものは、古代より中国で延命長寿の花として菊茶・菊花酒、漢方薬として飲用されていました。ルテオリンがサーチュイン遺伝子発現を促進する効果があることを考えると、延命長寿の花としての効能は必ずしも迷信ではなかったといえるのかもしれません。
前述の延命楽は、奈良時代には日本でも食用菊として栽培されています。江戸時代に創刊された草本図鑑である『本朝食鑑』に記述が見られます。また、松尾芭蕉は晩秋に滋賀県の近江堅田で「蝶も来て酢を吸ふ菊の鱠哉」という俳句を詠んでいるように、菊を好んで食したようです。
今井 伸二郎:代謝機能研究所所長


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