見出し画像

池袋暴走事故 被害者の受けた誹謗中傷

「身の危険を感じております」池袋暴走事故 遺族が賠償命令後の誹謗中傷被害を告白…中には殺害予告まで
10/29(日) 15:07配信 女性自身

東京・池袋で2019年に起きた乗用車の暴走事故で、妻と娘を亡くした松永拓也氏(37)ら遺族が、事故を起こした飯塚幸三受刑者(92)とその保険会社に損害賠償を求めた訴訟。10月27日には、東京地裁が受刑者側に約1億4600万円の支払いを命じる判決を言い渡した。確定すれば、保険会社が賠償金を支払う。

しかし、この賠償金の支払いをめぐって、松永氏の元に誤解に基づいた誹謗中傷が相次いで寄せられているという。松永氏は10月28日に自身のX(旧Twitter)を更新。”緊急のご報告”として、次のように続けた。

《民事裁判の損害賠償は飯塚氏が支払うのではなく、飯塚氏が加入していた損害保険会社が支払います。非常に勘違いしている方が多く、誤った認識で批判、誹謗中傷、また言葉に出来ないほどの、それ以上のご連絡が来ており、身の危険を感じております。ご理解のほどよろしくお願いします》
松永氏は”報道関係者の皆様へお願い”として、事件の報道にあたって次の事実を記載してほしいとも投稿している。

《もしこの予告の件を報道される予定の方がいましたら、(1)飯塚受刑者は自賠責・任意保険に加入していた。(2)民事裁判確定し報道された金額は保険会社から支払われる。(3)飯塚受刑者個人との直接金銭のやり取りは無い。この3つをお伝え願いたいです。よろしくお願いいたします》



関連記事

「池袋暴走事故」民事初判決 松永拓也さんを苦しめた飯塚氏の「それなら謝罪はしない」という不誠実さ
10/27(金) 13:16配信 AER
東京地裁は飯塚受刑者らに、約1億4000万円の賠償を命じる判決を言い渡した。10月中旬、AERA dot.は松永さんに判決前の胸中を取材。そこで明かされたのは、約3年間の民事裁判で経験した苦しみや葛藤、そして今後の人生への願いだった。A dot.


■コメント(記事は、一部編集して掲載しました)
被害者の受けたその内容(殺害予告まで)まったく理解に苦しむネット攻撃に、唖然としてしまいます。
賠償支払いは、保険で賄う、くらいは一般常識であれば理解するはずで、それを基に非難するというのは、その匿名(であろう)者そのものの人間性を疑ってしまいます。
そのことは「民主主義だから許される」をまったく逸脱しており、それは犯罪であり、反対に取り締まりの対象です。

また、そうした文言が公知として、報道されてしまうという日本社会の法治国家の体裁を考えると、社会は今一度それを考える必要があると思われました。

世界で今起きている戦争の物資略奪行為とを並べ考えると、その判定は安易に下せませんが、そこに至る動機を思うとやはり文化アイデンティティーが問われる、と感じたものです。(蛇足文ですが、書かずにいられないので・・・)




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?