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カタルシス思想を願う

核ボンタンを押したら どうなるこの世界???

それが実際に起こるか、起きないかという判断は、だれにもわからないし、押したら困る、と全世界の人は思う。

いまそれが瀬戸際だという。なにを根拠に瀬戸際、なのかが大多数の社会人には判らない。連日報道されている夜の報道番組にしても、同じ案件に対する軍事専門家でさえ、イエス、ノーが別れていて、素人(社会人のほとんど)は途方にくれる。

そんなこともあって、関連報道記事を載せるのをやめにした。総括的な個人的主観で論じてみれば、やらなくていい争いをロシアが仕掛け、東ヨーロッパ 「EU」「NATO」の各国の懐具合の重箱の隅の隅までさらけ出し、制裁だ制裁だと声高に叫んでいても、「ロシア」(ガスプロム)パイプラインのバルブだけは開けておいて、その日銭で、ロシアは戦費を賄っているという矛盾は、まったく不可逆、逆転しない。

5月6日の報道ニュースに拠ればロシア軍艦、再びロケット攻撃を受けたとある。この恥辱を世界にさらしたロシアの面目などあるはずがない。

その逆説ロジックで論じてみれば、圧倒的なアメリカのデジタル戦略を見せつけ、居ながらにして敵兵器をせん滅させる、というテクニックは、まったく「ゲーム」eスポーツゲーム、そのもので、プレイヤーは作戦室に設置されたディスプレーのボタンで戦う。
対するロシアは、通信機器の古さで戦略情報がすべて筒抜け、という醜態をさらしている、というニュースに懐疑心をぬぐえない。

そんなことの諸事をまとめると「核」なのか、と思ってしまうメディアの発信は、いささか危ういと思わざるをえない。

昨日の「鎌倉殿」ストーリーにしろ、頼朝の平家滅亡の戦いであり、日本人のもっとも好きな戦記「関ヶ原」は、徳川政権奪取ゲームであり、世界戦争の筋は、ほとんどゲームに転用されている。

いやいや、そんなことを語っていると益々力が入るというのは危険だし、やめしよう。

そんなことを思わせたのが下記のニュースだった。

2022年05月07日記事

核の抑止そしてそれを扇動する報道真偽

プーチンが「核兵器」を使用すると、中国・習近平まで“共倒れ”になりかねない理由

世界中から指弾される可能性:現代ビジネス  長谷川 幸洋

核のボタンを押しかねない… ウクライナに侵攻したロシアの苦戦が伝えられるなか、悪夢のシナリオが現実味を帯びてきた。「追い詰められたプーチンは、核のボタンに手を伸ばすのではないか」という懸念が強まっているのだ。それを密かに期待している国もある。
多くの読者は、核の抑止力に関連して「相互確証破壊(MAD=Mutual Assured Destruction)」という言葉を聞いた覚えがあるだろう。
MADは「対立する核保有国のどちらか一方が、核兵器で攻撃すれば、相手も核で反撃し、双方が壊滅する。だから、核戦争は起きないし、起こせない」というロジックだ。実際、冷戦期に米国とソ連は核開発競争を続けたが、恐怖の均衡が保たれ、核戦争は起きなかった。
ロシアはいま、そんな前提の下で、ウクライナと戦っているのか、と言えば、実は違う。相互確証破壊の考え方は「双方が核保有国である」ことが出発点だ。だが、ウクライナは核を持っていないのだから、そもそも前提が異なっている。では、ウラジーミル・プーチン大統領は「核の使用」について、どんな考えを持っているのか。 以下割愛


そんなことを打ち消すには、昔から唱えられていたギリシアの言葉がある。

■「カタルシス」とは、哲学および心理学において精神の「浄化」を意味する。アリストテレスが著書『詩学』中の悲劇論に、「悲劇が観客の心に怖れ(ポボス)と憐れみ(エレオス)の感情を呼び起こすことで精神を浄化する効果」として書き著して以降使われるようになったが、アリストテレス自身は演劇学用語として使った。現代においても、映画や演劇、小説、漫画の批評などにおいて、この表現が用いられている。
ギリシア語の語幹 κάθαρ (kathar) は「不浄を祓う清めの儀礼」を指す語であり、もともとはセム語で燻蒸を意味する qatar に由来している。
つまり、古代ギリシアで不浄を祓う手段として、東方からもたらされた、硫黄などによる燻蒸の儀礼が採用されていたことに起源する語である。
オルペウス教などで「魂の浄化」を指す語として使用され、プラトンも『パイドン』などで同じ意味で使用している。

アリストテレスが演劇学用語として使ったのちに、医学用語として転用され、薬剤を用いて吐かせたり、下痢を起こさせる治療行為を指した。アリストテレスは、『詩学』内で悲劇の効用としてカタルシス論を展開し、効果のひとつとしてカタルシスに言及するが、これが劇中の出来事ないし劇中の登場人物についていわれるのか、それとも観客についていわれるのかについては、明確に言及しておらず、諸説がある。語源は「排泄」、または「浄化」という意味を持ち、それぞれ体内の有害物質を排出することや宗教的な浄化を意味することから、その定義をめぐってはその両説のほかにもさまざまに憶測されている。
近世フランス詩学においては、アリストテレスのカタルシス論は悲劇論の中核をなすものとして理解され、カタルシスは、観者の魂に「怖れと憐れみ」によって浄化を起こすものと理解された。

精神科医のジークムント・フロイトがこの語を採用したことから、カタルシスは代償行為によって得られる満足を指す心理学用語としても用いられるようになった。フロイトは、ヒステリー治療において催眠療法と「悲惨な話を聞いて泣く行為」を併用し、その除反応を「カタルシス」と呼び、以降精神医学界では一般に精神療法用語として定着する。
(古希: κάθαρσις, 古代ギリシア語ラテン翻字: katharsis, 英: atharsis ウイキペディア)


画像 FNNプライムオンライン

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