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その確率、.2パーセント以下~

選挙公報活動3日目

選挙選挙候補といっても、よくよく考えれば「恥も外聞もなく」厚顔をさらして得票する、ことですから、欲得の経済活動となんら変わりはないことでしょう。

ですから、大見得を切って「誇大広告」的な文言放言は、マア選挙において常套手段なのでしょう。

その、サンプルが「一宮町議会議員一般選挙公報」という自治体公の発行新聞で、候補者が何を訴え、それを実行するかという啓蒙書です。

昔でいうマニフェストですが、いまは、そう呼びません、なぜだか判りません。代表的なのが「健全な街づくり」とか「子育て支援」とか、「町政に物申す」(私のフレーズ)とか、まあ一般受けする耳障りのいい、キャッチコピーで紙上を飾ります。

それで町民有権者は、唯一の手掛かりとして、それを読んで一票を投じるわけですが、4年に一度の「一期一会」で、そう書いてあるからといって、それを鵜呑み?にして、候補者の質を問う訳です。外に方法はありません。

今回、私は初挑戦ですが、「書類審査」会場で、候補者その面々と初対面であり、知らない人ばかりですからから、それが、逆の立場にある有権者は、それ以上に知らないのは当然です。それでも、唯一、その方法が最良として、法律にのっとって選挙は進行します。

さで、そこで自分の話しです。一昨日書いた中で「インターネットSN
Sの選挙戦略」は、自殺行為に等しい、という友人の意見を、すべて否定することは出来ず、不安材料に加速がかかります。

18日より始まった選挙活動公報の3日目ですが、選挙スタイルの定番、選挙カーによって候補者氏名連呼に始まり、それが町中を右往左往しているわけですから、静かな町の賑やかさ、はありますが、その反対「ただの騒音」でしかないという意見は、当然としてあります。

私の場合、「選挙カー廃止論者」ですから、それはまったくしません。それに準じて他の、選挙街頭演説や広告ビラ配布もしません。云ってみれば既成選挙マニュアルの基本、をことごとく否定した方法論です。

なぜそれに至ったか、という理由は、それらのほとんどは「ネットSNSで賄える」と踏んだからです。いや、それに対して賛否両論があるのは、充分理解してます。

で、そのアナログ選挙を否定して、デジタル(全面とは云いきれない)選挙で勝つ見込み、というその算段は、地域社会(一宮町限定)に限って、有権者が、それに精通している、ことが大前提で、でなければ勝算もあり得ないのです。さらに、ネット配信という特殊性は、「テレビラジオ」と同等で「マスメディア」化によって、一度に大量の情報を拡散する特殊性(近代情報化)であり、それによって新聞媒体が衰退するというのは必然でした。

その性質をよくよく考察すれば、大量情報を拡散発信するのはいいが、それは誰に対してか、ということを考えれば、人口12000人程度の行政区では、手に余る媒体で、また、その訴えは誰にしているのか、という大問題が払拭されないのです。(個人の政治見解を全国的にする国政選挙、知事、市議、比例代表は得意分野)

多分、友人が指摘したネット、「それは自殺行為にひとしい」という助言は、まさにそのことだったのです。

あえてそれを選んだの理由、ですが「山がそこに~」といったら嘲笑されるのでしませんが、「名刀政宗を懐に差したら抜きたくなる」といったら理解してもらえるでしょうか。

また、今日的な生活インフラとして「デジタル化」は避けて通れません。私の場合、早くから「パソコンデジタル」化はしていましたので、この選挙活動に限っても、まったく不都合はなかったのです。

問題は、一宮町社会のデジタル普及度割合で、その指数は「マイナンバーカード」保持数に換算されるでしょう。その点、当該町では、デジタル普及を含めて強ち高い、とは云いきれないのが私の最大の杞憂です。

そんな観点で昨日はつくば市議「川久保皆実」さんを紹介しましたが、今朝は選挙挑戦に失敗した人の記事をここに紹介いたします。

■一宮町町内議会議員選挙の「広報選挙カー」封印 限定通知 発令(午前10時30分ころ)

えらいこってすっ。「選挙カー拡声アナウンスがうるさい」という苦情が役場に届き、各事務所専属選挙カーが、一斉にストップしました。それぞれ審査合格の上、合法的にアナウンスしてますが、それでも「うるさい」(ボリームについて規制がない)という住民苦情があり、それに従わざるを得ない。さらに21日22日の両日、学校の音楽会とか次の日発表会とかで、自粛通達がでました。それは実質的に「選挙カー」出動は、今日で終わり、ということになってしまいます。(私は選挙カーなしで該当しませんが)。
これ、なかなか厄介な問題と思います。選挙カーは法律違反でありません。ただし住民の「公序良俗」騒音観点からすると、違法?かもしれません。
私はもともと、それには反対派でしたから「蚊帳の外」ですが、選挙期間中に選挙カー使用不可、では極端な話し、優劣形勢逆転が生じます。

まさにローカル「選挙」、何が起こるかわからない。

その「選挙カー特集記事」がnoteにあったので掲載します
2022年6月27日注目の発言集
選挙カーは必要か うるさい?役立つ?集票効果は? 参議院選挙
(大阪大学大学院 三浦麻子教授)「選挙カーなどの選挙運動との距離が近いほど、候補者への好感度が上がっているわけではない一方で、じゃあ投票しなかったかといわれると投票する方に働きかけていたということが分かりました。少なくとも、有権者に対して接触していこうという方策は、ある程度効果があるといえます」・・・




一宮町議会議員一般選挙立候補 つしま昇


ニート「上野竜太郎」氏の失敗


2022年10月20日

千葉市議立候補ニート上野竜太郎氏の゛選挙 ゛

上野竜太郎氏 千葉市議立候補 

ニート候補者の上野竜太郎氏、20代の政治参加訴える

「供託金没収ラインは超えられる」2015.4.18 キャリコネ編集部

2015-04-21 19:06:05 表示 | 記事コピー  画像withnews

千葉市議会議員選挙に立候補するも落選したニート候補者、上野竜太郎氏が依然としてネットで話題となっている。キャリコネニュースが4月13日に掲載した記事に対しても、大きな反響が寄せられた。

上野氏は、現在25歳。中学2年生のころから引きこもっていたが、政治を志し、4月12日に投開票が行われた統一地方選挙に出馬。千葉市花見川区選挙区から立候補した。

「なんでこんな行動力ある人がニートやってたんだ」

「自分の恥とすることを受け入れて、その上で胸を張って努力しようとしてる姿はとてもかっこいいと思える」

「一昨日の面接で失敗して落ち込みまくってるけど、こういうの見ると元気がでてくる」

ネット上で評価されるのは、ニートだから、ということだけではない。説得力がある主張も注目ポイントだ。

上野氏はまず、各候補者の選挙費用に税金が使われていることに疑問を呈する。ツイッターに投稿した内容によると、同選挙区では、立候補するとポスター1枚あたり1955円まで、418枚までを公的負担で作ることができる。それだけで約80万円だ。

さらに、選挙カーを使えば車代、運転手代、燃料代も公的負担にすることができ、40~50万円になる。日本の議員の数は国会議員と地方議員を合わせると、約3万5000人になるとし、仮に全員が選挙カーを30万円で使ったらそれだけで105億円になるとする。

上野氏は、こうした公的負担は一切使わず、ポスターはコンビニでコピー。選挙カーの代わりに自転車に乗り、「私は今回の選挙で8000円しか使っていません」と力説していた。これについてもネットでは、「立候補者選挙活動費つかいすぎなんだよなぁ。8000円でよくやった」と称賛する声があがる。

20代なら「供託金没収のラインは越える事が出来る」

今回の選挙で上野氏が強く訴えていたのは、若者の政治参加だ。選挙に出るには「お金の問題」がどうしても出てくるが、その最たる例が「供託金」だ。千葉市のような政令指定都市の場合だと50万円、衆議院だと300万円を供託金として支払わなければならない。一定の票を獲得しないと没収され、戻ってくることはない。上野氏によると、前回の千葉市議選では1235人が出馬して15人が供託金を没収されたが、20代で没収された候補者はいなかった。1399票獲得した上野氏自身も没収を免れることができた。

地方選挙なら20代という若さだけでも「供託金没収のラインは越える事が出来ると思います」。しかも、選挙に出ると会社を辞めざるをえない人も多いが、この点でも若者に有利な点があるとする。

「『当たって砕けろ』という姿勢が市民の方々に対して誠実かどうかは分かりませんが、20代の人間なら転職・再就職もそれほど難しい事ではないでしょう。挑戦してみる価値はあると思います」

「普通に勉強し/普通に学校に通い/普通に社会経験を積み/普通の良識を持った/そんな、普通の20代に私は希望を見いだしているのです」
以下割愛

「上野竜太郎」のその後


「ニート25才」が立候補で得たもの 衝撃の選挙ポスターから1年…
山下奈緒子 withnews.jp/
  選挙の時、世間に強烈な印象を残す泡沫(ほうまつ)候補っていますよね。「上野竜太郎」という名前をご記憶の方は多いのではないでしょうか。昨春の統一地方選挙で千葉市議選挙に立候補し、「ニート 25才」というポスターがネットで注目を集めました。上野さんはいま、何をしているのでしょうか?

サイコロを振って旅してみたら最高だった

今は、働いています
 上野さんが住む、千葉市内のファミリーレストランで待ち合わせました。先に来ていた上野さんは、穏やかな笑顔で迎えてくれました。

「今は、認知症の人たちが入所するグループホームで働いています」
ニート25才 上野竜太郎

 昨年上野さんが立候補した千葉市議選挙では、斬新な選挙ポスターが話題になりました。顔写真はなく白地に黒色の縁取りで、書かれているのは「ニート 25才 上野竜太郎」の文字だけ。

かなりのインパクトを与えました。

「不必要なものを取り除いたらあの形になりました。自分の現状をわかりやすく表すのは25歳とニートだなと。ある程度話題になることは予想していました」。意外と戦略家です。

「不必要なものを取り除いた」選挙ポスター 出典: 朝日新聞

いつか選挙に挑戦したい
 そもそもいきなり選挙に出たのはなぜでしょうか。
 
 中学から不登校となった上野さんは、音楽の専門学校へ進みますが、そこも1年余りで行かなくなり、実家に引きこもっていました。これではいけないと20歳の時に始めた青果店のバイト先で、労働問題に出くわしました。

残業代が正しく払われず、タイムカードに記載しない残業は当たり前。従業員たちは過労死のニュースを見て「自分たちの方がもっとひどい」と笑っていました。「おかしいと思って。労働問題を解決できるのは政治家しかないとその時は考えていて、その頃からいつか選挙に挑戦したいと考えはじめました」
 
 ただ、その後はまた引きこもりに戻ってしまいました。気づけば25歳。そんな時、地元で千葉市議選があることを知りました。25歳は、ちょうど立候補できる年齢です。

タイムカードに記載しない残業は当たり前だった 出典: https://pixta.jp/
選挙に出ない理由がなかった
 とはいえ。投票にすら行かない人がいるのに、いきなり選挙に出るのは、かなりハードルが高かったのではないでしょうか。

「いえ。迷いはまったくなかったです。元々無職で仕事を辞めるリスクがないですし、家庭ももっていないので、困らせる人もいない。どうせ出ても泡沫としかみられないから、選挙にお金をかけなくていい。生活は元々不安定なので、出ない理由がなかったんです」

すがすがしいくらい、きっぱりとした理由です。
「選挙に出ない理由がなかったんです」 出典: 上野さん提供

供託金を没収される不安はなかった
 アルバイト時代に「いつか選挙に出る時のために、何となく」お金をためていました。50万円の供託金を払えるお金はありました。ただ、今までで一番高い買い物は「中学生の時に買った4万円の模造刀」だそうですので、高額なのは間違いありません。

「供託金を没収される不安はなかったですよ」と、上野さんは言います。過去の千葉市議選の選挙結果を調べると、供託金を没収された人は以外に少なかったそうです。しかも20代の若者なら、さらに没収の可能性は低くなると予想したそうです。ますますもって、戦略家です。

一番高い買い物は、中学生の時に買った模造刀 出典: https://pixta.jp/
働いていない負い目
 公約は、「ニートの社会復帰支援」「政務調査費のインターネット公開」「ひとり親世帯の支援」など、自分の経験やこれまでニュースで見聞きした知識を元に作りました。ただ、立候補の動機になった、肝心の労働問題には触れていません。

「働いていない負い目があって、労働問題を語ることはできませんでした」

役所からもらった「花まる」
 いざ立候補の手続きをする時、住民票を手に入れたことも新鮮な体験でした。

市役所に住民票の送付依頼を郵送して、実際に手元に送られてきた時「ちゃんとできた」ことがうれしかったそうです。「役所という公的機関に『正解です』と花まるをもらった感覚で、大人になったと思う瞬間の一つでした。単に住民票を取っただけなんですけどね」と、照れくさそうにふり返ります。
 
 「人生の中で目標を設定して到達したことはなかった」という上野さんにとって、選挙に向かって準備をすること自体が、自信を与えてくれる体験だったそうです。ひきこもり、社会から遠ざかっていた上野さんにとって、立候補は、社会とのつながりを取り戻す作業だったのかもしれません。
以下割愛 


一宮町議会議員候補者 つしま昇


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