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「保育園のピアノ」について考えてみた

保育園のピアノをメンテナンスしていると、部屋によって極端に狂いや故障の多いピアノがあることに気づきます。

もちろん部屋によって日当たりや空気の流れが違うので狂い方に違いがあるのは当然ですし、たくさんの人がいたりいなかったりと差がある「施設」には環境変化はつきものです。

それにしても、というほど他の部屋との狂いの差を感じる部屋があります。

なぜなのか疑問だったのですが...

共通点は5歳児の部屋ということ

置いてある湿度計の記録を見たり、先生にお話を伺うとどうやら保育園で一番年長の5歳児ともなると他の年齢の部屋に比べて運動量や発散する熱量が桁違いに大きくなるのか、空間の温度・湿度差が他の年齢の部屋以上にあるようです。

この年齢による部屋ごとの差は3歳〜5歳の幼稚園とも、6歳〜12歳の小学校とも違う、0歳〜5歳という年齢層の保育園ならではの大きな差なのかもしれないですね。

0歳のときは外界に大きな影響を与えるほどではなかったこどもが、成長していってどんどん社会に(この場合はピアノ)影響を与えるほどのエネルギーを持っていくのがおもしろいなと思いました。

同じ「こども」が使う部屋、と思わずにどういった年齢なのかも意識してメンテナンスをしていかないとダメだなと感じた出来事でした。

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