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好きなミュージシャンの曲は生きているうちに

アルバムを買ったりライブに行ったりするほどに好きなミュージシャンの訃報は人生で初めてでした。

KANさんの曲をはじめてちゃんと聴いたのは10年前。両国国技館での“ピアノジャンボリー”と言う弾き語りフェスでした。大塚愛やスキマスイッチ目当てで妻と参加したので、KANの名前を見ても2人で「あー、愛は勝つの...?」くらいの感想でした。

でもライブを観たあとは…すぐにアルバムをポチっていました。笑

すっかりハマってその後はCDを買いつつワンマンライブにも行ったり、大好きなミュージシャンのひとりです。

KANの好きなところ

有名な「愛は勝つ」が霞むくらい、名曲揃いなんです。しかも曲のジャンルが様々で歌詞も考えさせられたり笑えたり。

「カレーライス」や「よければ一緒に」のようにシンプルに名曲と言えるものもあれば、いろいろな音楽ジャンルの本格的なパロディも多くて、ミクスチャーロックの曲調で歌詞はスピード違反で環八で車を止められたことをことを歌った「RED FLAG」、ビッグバンドジャズのアレンジで小学3年生男児の気持ちを歌った「小学3年生」、本人がきゃりーぱみゅぱみゅの大ファンなことから中田ヤスタカ風の曲があったり、そのどれもがクオリティが高いんです。

すべての音楽へのリスペクトがすごくて、同時に音楽を全力で茶化しているような、とにかく音楽を全力で楽しんでいる、そんなミュージシャンだと僕は思っています。

記事のタイトルについては、ミュージシャンが生きてるうちに応援しよう!と言うことでは無くて、ご存命のうちに発売された曲はすぐに聴いておけば良かったなと。やっぱりはじめてその曲を聴いた時に、作り手が今いるのといないのでは出会いが少し変わってしまう気がするのです。

せっかく同じ時代に生きているミュージシャンを好きになれたのであれば、リアルタイムで曲を通してなにかを共有したい、そんなことを思いました。

他の好きなミュージシャンの新譜もいつか聴こうとそのままにしていたりするので、この機会にちゃんと聴いていきたいなと思いました。

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