準備から電源を切るまでが電子ピアノです
最近ピアノ音源への興味が強くなった流れで、電子ピアノも以前よりおもしろく見ることができるようになりました。
先日、取引のある楽器屋さんでいろいろと弾かせてもらったんですが最近の電子ピアノは本当に高品質ですね。
エントリーモデルのものでもかなりしっかりとしたタッチと音なので、正直有名メーカーのものであればどれを選んでも満足できるだろうなと思います。
個人的には電子ピアノはとにかく楽しく弾けるものを選ぶのが良いと思っています。生のピアノに似ているとかそういったことよりも、弾いてみて率直に音が好きとか、タッチやデザインが気に入ったかで選ぶのが良いかと。
生のピアノは音が気に入っても、置き場所の環境に合うかどうかや管理の大変さも考慮しないといけないケースもあります。耐久性やメンテナンス性で諦めなくて良い分、電子ピアノはもしかするとピアノよりもポジティブに選びやすい楽器かもしれません。
そして電子ピアノ選びで意外と見落としがちかもしれないことがあります。
電源が入れやすいかどうか。
ここは最近の電子ピアノのあまり好きではないところなんですが、電源のON-OFFがしづらく感じます。
スイッチが目立たなかったり、押した感触が分かりづらいタイプだったり、OFFにするときに長押ししないといけなかったり。
そういえばヤマハの新しいサイレントピアノのスイッチも初め戸惑いました。
電子ピアノの電源を入れる動作って結構、弾く前の儀式として大事だと思うんですよね。押し込むタイプや以前のサイレントピアノのようなロッカースイッチは少し野暮ったいかもしれませんが、これから弾くぞ!と言う、文字通りスイッチが入る気がします。
ちょっと疲れてる日とか、弾くか弾かないかの瀬戸際の時ってこんな些細なことが影響してきます。それで弾くことから遠ざかったりするともったいないよなあと思います。
電源を入れるという行動は弾くときに必ずおこなうので、この部分がしっくりくるかどうかは結構大事だと思っています。
お店で電子ピアノを試弾するときは、ぜひ座って電源を入れるところから切るところまで試してみてください。
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