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ピアノ調律師同士で考えたい

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同業者の方と一緒に考えたいことや、おすすめのグッズなどを紹介しています。
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2022年9月の記事一覧

専門家の見えているものとユーザーの見えているもの

ピアノの故障をお客さまに説明するときに、ピアノの内部を見てもらうことがあります。 ひとつの事象を説明するにも ・何のための部品なのか ・何の素材でできているのか ・本来はどうなっているものなのか ・今はどうなってしまっているのか ・どんな不都合があるのか ・どう直すのか ただでさえ前提条件からの説明が必要で、さらにピアノの中身は複雑なので…なるべくピンポイントに絞って説明しているつもりですが、うまく伝えられてないな〜と思うことがあります。 最近気づいた原因のひとつが、

専用工具だけじゃない?ピアノ調律師の仕事道具

ピアノの調律にはチューニングハンマーをはじめとして色々な専用の道具を使います。 今回はそう言った専用の道具以外で個人的に「これがないと仕事にならない!」ものをご紹介してます。 並べてみて気づいたのですが、とにかく道具を選ぶときの基準は時短とスペースを重視している気がします。 調律師の方もそうじゃない方も、何かの参考になればうれしいです。 電ドラボール これは訪問して作業するすべての人にとって革命だったんじゃないでしょうか? 本格的な電動ドライバーを持って行くのは結構