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ピアノのポテンシャルを引き出す方法を伝えたい

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2024年5月の記事一覧

調律師には、音の出ない鍵盤は具体的に伝えたほうが良い理由

ピアノを持ち主の方と調律師が協力して良くしていくために、ここは重要なので共有したいなと常々思っています。 調律の前に「ピアノの調子、どうでしょう?」と聞いたときの会話。 「あっ!どこかの音が出づらいことありました!どこだっけな〜?たぶんこのあたりです!」 よくある光景なんですが、実はこれが結構困る...と言うと語弊がありますかね。もったいないことになりがちです。 と言うのも、その日にすぐ同じように症状がハッキリと出てくれれば良いのですが... ピアノは部品が膨大で、

「今回はふつうの気候だったね」と言う年はもう来ないのかも

記録的に暑かった去年の夏は、記事にするくらいピアノにも過酷でした。 それを経ての2024年。今年に入ってからもやっぱり例年とは違った気候で、ピアノのコンディションにも影響が出ています。冬の乾燥はもう当たり前で慣れたものですが、今年特に感じるのは、春になってからの湿気。 湿度上がるの早くない?少なくともここ数年は、毎年だいたい5月いっぱいまでは加湿器が必要な乾燥具合でした。それはそれで変な気候ですけどね。 我が家も昨年は加湿器を片付けたのが6月の初めでした。 ですが今年