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Grab 使うのやめてみた (フィリピン🇵🇭滞在記⑥)

 最近、ローカルのバスや電車に乗るようになりました。知らない土地でジプニーにも乗るようになりました。

 フィリピンにはジェントルマンが多いですね😄✨アメリカ文化に馴染みのあるレディファーストな国、なので、公共の場における女性の優先順位が高いです。日本だったら、オジサンと若い女、なら、オジサンが座っていても何もおかしくないでしょう。しかし、フィリピンでは「アテ!ここに座らんね」と座席を指差して座らせてくれることが多いです。ちなみに、フィリピン人の先生は「日本を訪れた際のカルチャーショック」に「No Gentlemen」と言っていたのでそういうことです。実際オジサンと若い女って、どっちの方が体力あるんですかね!

 知らない土地でジプニー乗るのはまだ随分体力を使います。まず乗り場が分かりませんから、その辺の警備員に聞きます。フィリピン人の知り合い曰く、制服を着てる人には話し掛けて良い、とのことだったので、警備員さん。多分めっちゃ暇してそうなので、警備員さん。乗り場と、乗るべき看板?が分かったら、乗る。運賃も分からないので、マッガーノ ポ サ○○?と言ってみる。タガログ語合ってるのかは知らん。ドライバーさん、聞こえてるのか聞こえてないのか、答えてくれないですね。聞こえてないようにも見えるし、ただ答えるのがダルいようにも見える。どっち?でもだいたい周りに座ってる人が答えてくれたり、代わりに聞いてくれたりします。降りる場所を合図して教えてくれたことも何度かあります。ナチュラルにとても親切です。昨日も一昨日も会ったっけ?てくらいの距離感です。日本に帰ったらもう感じることのできない距離感かもなー。

 というわけで、滞在して随分と経って、ようやく公共交通機関に手を染めました。グラブヘビーユーザーだった過去と比べて交通費は約10分の1です。全然大変じゃないしもっと早くから手を染めれば良かったですね。駅前の混沌はたまにビビるけど。カラーヒヨコ大量に売らないで!!私鳥嫌いなの!

 現地人の足、と呼ばれるものを使ってみることはとっても良いことで、文化が見えるし、暮らしが見えます。バスの中で、フィリピン人が、子どもとお年寄りにとっても優しいことを知りました。そしてやはり距離感が近いので、お年寄りや子どもが乗り降りする時は、腕を支えてあげたり、座れる場所を探したり。手を貸すことに躊躇いがありません。躊躇いがある方が変なんだけど。バスの中でドライバーやら乗客やらが大声で会話してるのも面白いです。何言ってるか全然分かんないから、こういう時にもっとタガログ語を勉強したくなる。

 私たちジャパニーズはシャイで繊細で、だからこそ気付けることも気遣えることもあって、最近それにも気づいてきた。だけどそんな私たちも人生で一度は、異なる文化に埋もれて、「私たちにももっとこういう側面あったらなぁー」とかぼーっと考えてみる時間を持つのも良さそうです。

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