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今の環境に疲れて”自然”に自らを放ってみた

自然環境リテラシー学 参加コース:Dチーム 第1回 

 コロナ禍、オンライン講義、スマホ、、、
なんか緊急事態宣言下で大人数飲み会したYouTuberが炎上してるわ、、、
とりあえず自粛かバイトで疲れたし一度真逆の環境に自らを放ってみたい。

 こんにちは、27cyてす。大学2年生です。私は今回、大学のプログラムとして同期や1年、サポーター、教授と共に、大自然に囲まれた中でカヤックを漕いで、自然を楽しんできました。そのために三重県南伊勢町新桑にあるロッジさらくわという場所をお借りしてテントで一泊しました。1日目の天気は曇り、2日目は早速9:00から小雨が降り、15:00くらいから曇りに変わりました。急激な天気の変化はなく、風も波も比較的穏やかでしたが、2日目の波はうねりの周期が1日目より長く、どうやら台風によるものだそうです。そんなとこにも台風の影響が現れるのか…


カヤック体験

 プログラムとしては今回2日間に渡り、1日目からカヤックに乗る上での注意事項なとを教えていただき、実際に海に出ました。7kmもの距離をカヤックを漕いで進んだ訳ですが、そこには通常の授業、講義では養うことのできない、楽しめない魅力だらけでした。
 カヤックを海に出す時にガンガゼを踏みそうになり早速自然を真っ正面から体感するとこでしたが、まずはなんとか乗ることができました。風もなく、波も穏やかで乗りやすい方だったと思います。乗ってすぐは、カヤックを進めるために水をかく、パドルというものの扱い方に手間取りましたが、事前のパドルの使い方の説明を思い出しながら感覚を掴んでいきました。あとは座礁してカヤックを痛めないように注意して進みました。海に出て行く程、ほどよい波が前から迫ってくるようになり、進行方向を思うようにコントロールできなくなったのはいい経験でした。簡単には抗えませんでした。それでも、平衡感覚や体幹、体力を上手く使い、まずは座佐の浜まで辿り着きました。上陸の仕方も、浜が滑らかで、ゴツゴツしてなければそのまま波に垂直な方向に進んでその勢いで上陸し、ゴツゴツしていればその手前でカヤックからは降りるといった違いもあり、勉強になりました。1日目と同様、2日目も座佐の浜が折り返し地点ですが、2日目にはその上陸地点にも注意が必要だということを知ったので、⚠️注意⚠️⑤に
改めて書こうと思います。
〜1日目は基本的にカヤックに慣れるための時間でした。

 一晩寝て、9:00出航予定でしたが、なんだかんだで遅れての出航でした(カヤックの点検と海に運ぶまでが遅い?)。
 2日目になって、自分が持っている感覚をどれだけ研ぎ澄ますことができたかを振り返れるようになったと思います。というのも、思った以上にカヤック乗りは奥が深く、海の上を進むだけでもいろんな力が自分にかかり、バランスを取りにくかったからです。1日目は乗って、転覆しないことで必死でした。2日目はその力がなんなのかとかを分析してみようと頑張りました。自分なりに分析してみると、先生と違う考えが生まれてしまいました…先生が話されたのは、「追い波が最もバランスを崩しやすい」ということです。補足すると、これは風とかよりも追い波の方がカヤックのコントロールが難しくなるということです。ただ、2日目のカヤックで、実際に予想とは違った風向きを体感したりする中で波よりも風の方が自分はコントロールが難しく感じました。

↓ちょっとした波でも気になってしまうカヤック体験

 「なんで先生と考えが違うのかなー(・Д・)」と思う中で、何であっても大きさ、規模によって一般回答とずれるのは普通のことだからかなと思いました。一般回答と言いましたが、それを簡単に納得して心に落とし込む癖がまず浮き彫りになったと思っています。先生の一言から実際に自分で確かめてみました。今回は波は穏やかで時々岩礁に近いとそこそこ大きい波が押し寄せて来てたことに気づきました。そりゃ波の影響の方が強いと感じてもおかしくないなと思うようになりました。
 特にこの経験は、自分の頭の使い方、楽しみ方を広げる上でとても価値のあるものでした。ぶっちゃけ、カヤックに乗る→優雅に自然を眺めながら進む と言った楽しみで十分と思っていたのがもっと深い楽しみ方ができるようになりました。自分の感覚を死なせないようにと改めて思いました。

カヤック体験と日常の結びつけ

 因みに私は最近、水を飲むことにはまっています。天然水にもいろんな魅力があることが分かってからです。きっかけはファミリーマートに売られている「霧島天然水」、天然中硬水です。軟水ではありません。何が言いたいかというと、軟水と中硬水の味の違いが分かってから、飲み分ける楽しみが増えたということです。これは、味覚によるものです。
 だからどうした?と思うかもしれないですがこれがカヤックの経験と似ており、自分が持っている感覚が敏感になる、アンテナをたくさん張り巡らせると人が味わえない楽しみがどんどん増えていくということです。
 勝手な挑戦として、自分の感覚だけで地震を予知しようと試みています。近いことは3回ありましたがなかなか話せる人がいないので黙っています(笑)聞いてくれる人がいれば是非!
 いずれにせよ、感覚を大いに活用することで増える楽しみは、皆さんにも体感して欲しいです。そのきっかけとして、カヤック未経験の人はカヤック、水の飲み比べをしたことない人は飲み比べ、地震を予知なんて視野になかった人は三日坊主でもいいからやってみてはどうでしょう?3日続けるのも意外と大変だったりしますよね。

カヤックでの細かいこと
⚠️注意⚠️

①カヤックを海に浮かべるまで岩場で引きずらない
②海に浮かべる時にガンガゼ(ウニ)に注意
(海の中の黒い塊は、ガンガゼの集団の可能性か高い)
③破損してないか点検する
→ハッチカバーに、ヒビが入っているものがあり、危険だった
→何が危険かというとそこにヒビが入ることでカヤックのバランスが不安定になる

他にも、パドルが外れないようになっているかや、自分が乗るために入る部分に海水が入らないように特殊なスカートが正しく取り付けられているかと言ったものがあります。(自分もこれは初めて学んだことで、先にネタバレすると面白くなかったりするから少しは濁します。何がどうなると危険かを想像しながらガイドさんの説明を聞くといいと思います)
④パドルの漕ぎ方の基本はしっかり説明を受けないと、自分なりに考えてやっても疲れるだけ。基本を覚えた上であれこれ試してみると体力的にもいろいろ経験できる。
⑤上陸するときは波が穏やかなとこを選ぶ。
→風向きにより、扇形になっている座佐の浜への波の押し寄せ方は場所によって違った。
なんだったらこれは座佐の浜の両サイドにある崖を見ても程度が違うことが分かる

↓崖の削られ方の違い(遠近法で少しわかりにくいかも)

〜人によるけど〜
「俺体力あるから」とか言って飛ばしてるとかなり疲れる(^_^)

カヤック体験以外にも学んだ事

 自分の場合、実家にいるから実家からでは集合時間に間に合わないことを分かっていました。そこで三交インホテル(津)に泊まった訳ですが、どうせロッジさらくわに行くまでに伊勢市駅を通るならそこに近い三交インに泊まればもうちょい朝寝れたと後悔…ただ、三交イン(津)は「四季の湯」と言ってホテルなのに大浴場の温泉があって気持ち良すぎたから結果OKだったかもしれないです。それから、バスの調べ方が難しく、伊勢市駅までは普通に調べられたがそこから先が会員制等でなかやか検索がかけれず、サポートスタッフにめちゃくちゃ助けを求めてました😓とても助かりました。伊勢市駅から2時間ほどかけて目的地に行きましたが、時間が経つにつれ森の中へ中へと行き、いつの間にか「海の匂いがするよく見そうな場所」に来ていました。ダム湖みたいなとこは所々あったが、ダムはありませんでした。森の中だからあると思ったらそれは外れました。
 無事に到着してからは早速昼を食べてその間に水が支給されて「四万十川の天然水なんて聞いたことなかったわー」と思いながら飲んでみて、常温なのにここまで味のない水があるんだと驚きました。基本的にジュースとかでも常温の方が味を感じやすいのにそれでもあんまり感じなくてびっくりしました。因みに、これは実習参加者へ向けてのメッセージですが、その水は2日目の昼食でラーメンを作るために多く使うので、覚えておくといいかもしれないです。
 テント立ても慣れていなくてガイドさんに助けてもらいました。実は、自分が最初に陣取ろうと荷物を置いたとこに女性陣が来て、慌てて場所を変えてました(^_^)a  どの女性陣かまでは正直覚えてないですがとりあえず自分だけなんか変だったからソーっと退きました。いろいろ勘違いもされたくなかったからまあ退いてよかったです。退いた先がたまたまガイドさんのいる場所で助けてもらいました。
 実は、、、テント立てる場所もテキトーではなかったです。あんまり木や中途半端な長い草が生えてないとこを選んでました。これは、虫がテントに入ってくるのを防ぐためです。自分なりにこれは考えれてよかったなと思うので共有したいと思いました。
 試しに寝巻き等なしで寝ようと思って寝てみたら、まあなかなか寝れないという体験をしました。わざとこうしたのでいい体験でした。

実習参加者に向け

【食事】
当然ですが少ないです。死ぬほど少なくはありません。1日目の昼は持参したものですが、その後は支給していただきました。ガスバーナーとボンベと鍋が支給されました。普段の食生活に対するありがたみを感じました。
↓鍋

ガイドの人は自分で食料持ってきてて足しにしてました。その方が賢いです。
【シャワールーム】
男女それぞれ2箇所かな。男は2つありました。ただ、石鹸とシャンプーで洗うパターンなので、気になる人は洗顔やボディーソープを持ってくといいと思います。2日目は準備されていたシャンプーはなくなりますよ。
【ラッシュガードやアンダー】
カヤックには2日とも乗ります。もちろん洗濯機といった文明は垣間見える訳がありません。水洗いで自分はしっかり洗いました。そして乾き切らずに2日目も使いました。この感覚が気持ち悪かったですが、慣れた経験者からしてみれば荷物を減らすためにこれは普通のことみたいてす。この経験もできるのはこのカリキュラムくらいですね。そこらへんでやったら周りに迷惑なだけなので。
【ベッドライト】
ないとなんも見えないよ

【今後のプログラム、その先に向けて】
 人がしないようなことをどんどん試していきたいです。人がしないことが何かを考えるとこから勉強になり、違う視点からの楽しみを増やしていきたいです。



 このnoteの〆というほどでもなくプログラムはまだ続く訳ですが、自然が周りに沢山ある環境の方が様々な感覚を使い、精神的疲労を起こしにくいです。自然から受ける恩恵が少ないとどんどん人間腐っちゃいます。自然の上に自分がいることを忘れてはいけません。

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