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タイパ良くするには段取りを身に付けるしかないねという話

プロジェクトマネジメント・・・なんて今どきの業界の皆さんはおっしゃるのでしょうが、私はとっても古い業界に属していますので、この力の事を「段取り」と呼んでいます

仕事でもプライベートでも、全ての状況下で必要なのですが、特に仕事において、この段取りをする力なくして質のいい仕事を短時間で行う事は出来ません

タイパですよタイパ
社会に対する自分のタイムパフォーマンスを良くして生きやすさを身に付け、結果的に自分に対する社会のタイムパフォーマンスを上げるには段取りする力を身に付けないと難しく、この力を軽視していると、自分に対する社会のタイムパフォーマンスだけに囚われて、世の中を恨みながら生きるという、なかなかに生きにくい将来が待っています

じゃあその段取り力っていうのはどういうメカニズムなのかなーと考えてみました

人の記憶は基本的に現在に近いほど鮮明で、過去をさかのぼっていくほど曖昧になっていきます

未来へのビジョンも同様で、現在に近い未来(例えば30秒後とか)は鮮明にイメージできるけど遠い未来(30年後とか)は、なかなかイメージできない

過去の蓄積が多くて、未来の仕様が鮮明であればあるほど、段取りする力は強くなります

自分でもよくわからなくなってきたので図にしてみました

③が現在地点
赤い線の頂点が高い人は感受性の強い人になります
今起こっている事象について当事者意識があり、神経を研ぎ澄まし、注視している状態です

ここから①の過去に向かって徐々に記憶が薄れていきます
赤い斜線が黒い横線と交わって消失した地点が過去の記憶を未来に活かせるくらいの鮮明さを保っている限界点で、この三角形の面積が大きいほど、良質なデータベースの量が多い事になります

今度は未来
②に向かって赤線が伸びて、同じく消失点の位置が質の高い未来を想像できる限界点であり、その三角形の面積が大きいほど、確度の高い未来を予測できることになります

で、遭遇した1つの事象について1つづつ、このグラフがあり、事象の種類によって、同じ人でも三角形の面積は事象によって異なっています
もちろん、似たシチュエーションの事象はグラフが近くにあって、参照できるようになっています(どこまで広く参照できるかの能力も各自バラバラなのですが)

この①②③を総合的に高める事が段取り力を向上させる方法であるという事になります

が、なかなか3つ同時は難しい
特に①過去の記憶を良質にするのは難しい

で、一番即効性があってすぐできるのが③を高める事
三角形の頂点を高めればそれだけで段取り力を表す面積は増える
そのためには目の前に起こっている事象について感受性を高める、早い話が自分事としてその事象に関わるという事です

見えなくなったのでもう一度同じものを添付

この自分事の感受性が悪い方向に行ってしまうと、④の青線のようになってしまう
分かりますか?この青線の三角形、頂点が現在より未来の方が低くなっています
あまりにもネガティブな直近の未来が強くイメージされて、もはや一歩も動けず、段取りなど何も行なえない状態です
しかも動いていないから参照するべき過去も小さく、想像するべき未来も直近しかイメージできない

こうならない為に③を上げる事に集中して取り組む
すると、現在点はものすごい勢いで未来に向かって移動しているので、過去の良質なデータベースの面積は、何もしなくても、ものすごい勢いで増えていく

極論、過去のデータベースを良質化する試みに時間を割かない
全てのポイントは③
現在の感受性なのです


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