備忘録:目のテコ入れをした(後編)

予約をした日に来院。母が付き添ってきてくれました。(帰りはまだ見えづらいので付添人を推奨とのこと)
その日は自分含めて3人くらいで、次の人は高校生くらいの球児っぽい男の子でした。同じくお母さんが付き添い。

いろいろ検査したあと、点眼麻酔をします。
10分くらい時間をあけて4〜5回くらい。ちょっとしみた気がするけど覚えてない。

麻酔が終わったら、先生に宣言通り目の玉をゴシゴシされました……
痛くないんですけど、ゴシゴシ感はすごいする………

ゴシゴシが終わったら、いよいよ手術室に案内されます。耳
鼻科のリクライニング椅子みたいなのに座るんですが、看護師さんに「これ握っててください」と「どこでもいっしょ」のトロのぬいぐるみを手渡されました。

画像1

こんなやつ

これはあれじゃん…歯医者さんが怖い子どもに持たせるあれじゃん…
ぼく大人なんで…(笑)と思いながら、抱っこして座りました。

いざ、手術開始

この時ほど、さっき鼻で笑ったトロに感謝したことはない。

覚えてる範囲だと、

謎機械が目にひっつく→光が見える→医「ちょっと見えなくなるよー」→真っ暗になる、真ん中に緑の光が見える→医「それずっと見ててね」→少しでもそらすと死ぬと思って凝視→看「レーザー照射します、40秒」カウント開始→ぼく(長い!長い!)→焼き肉の香り→レーザー後、先生が目の上の何かを戻してコヨコヨする→左目へ(左は右より視力悪かったので、レーザーは50秒だったと思う)

たぶん、20分くらい。

終わった後、目がすごく開け辛いんですが、この時点で裸眼の時より見えてました。トロは握りすぎてシワシワになってました。(渡された時点でクタクタだったので先駆者たちに握られ続けたのだろう)

リカバリー室みたいなところで休んで、(たぶん30分くらい寝てた)待合室の母のところに戻りました。
来院からここまで2時間くらいかな?看護師さんに、もう少ししたら一定時間涙が止まらなくなるよと言われました。ほんとに止まらなかったです。(生理的な涙です)

ヨレヨレの号泣で1件目の人間が戻ってきたので、2件目の男の子のお母さんはちょっと不安だったかも…(男の子はもう検査室に入ってた)

母、やば笑笑 大丈夫?笑笑って感じでした。受付のお姉さんが、お菓子とお茶を持ってきてくれて、落ち着いたタイミングで帰ってもらって大丈夫、と言ってくれました。完食完飲して帰りました。

手術後

しばらくは1日6回、点眼薬を使います。
抗生物質と、保湿と、炎症止め(プレドニゾロン的なやつ)

ロキソニンも一応出ましたが、使うことはなかったです。時々目を動かしたときにズキっと痛むくらい。
当日は目が開け辛くてほぼ半目で過ごしたんですが、それでもすごい見えやすかったです。次の日は、起きた瞬間からしっかり開いて、視界も超クリアでした。

現在
(受けてから3年くらい)

視力は右0.04 左0.05くらいだったのが、両目1.5になりました!

気になる副作用について
ハロ・グレア(信号機とか街灯がボワっと明るく見えるやつ)
→ほぼ必発するそう。数ヶ月は結構眩しかったです。車をよく運転する人はちょっと大変かも。対向車を直視するのが非常に難しい。
ただ、良くなるというか慣れます。見え方はそのままだけど眩しく感じなくなる。だんだん気にならなくなったから正確にはわかりませんが、3ヶ月くらいかかったかな?

ドライアイ
→これも必発だそう。2日目がいちばん乾燥した。しょっちゅう保湿の点眼してました。3日目以降からだんだん回数は減っていった。これもいつのまにか気にならなくなったので、3ヶ月はかかったかな?

術後の痛み
→個人差あるけど、気にするほどじゃなかったです。先述の通りたまに痛むくらい。痛みまではいかないけど違和感がするっていう感じは4日くらいで気にならなくなりました。ドライアイの方が気になったからそっちに気を取られてたのもあるかも?ちなみに術中も痛くなかったですが、怖すぎてそれどころじゃなかったのもあるとおもいます。

失明のリスクは?
→一番怖がられている理由がこれだと思います。失明の原因はほぼ術後感染だそうで、そのために術後3日間は洗髪しない(頭皮や髪の菌は厄介らしい)、処方される点眼薬をきちんと点眼することが大事だということです。

トータル

生涯のコンタクト代とその他ケア用品代を考えると、コスパかなりいいと思いました。朝起きてメガネメガネしたり、旅行の時の荷造りだったり、ちまちましたわずらわしさから開放されたのはすごく大きかったです。朝起きて天井がクリアに見えた時の感動は忘れられません。伊達メガネとか、調子に乗って買っちゃったりしました。

個人的にはすごく有意義なものでした。ただ、長期的な影響はこれからになってみないとわからないのと、人生で一番怖かったので、積極的に他人に勧めるのは憚られますね。

ご興味のある方の参考になればと思い、正直に書かせていただきました。

真剣に検討される方は、ネットの情報もいいですが、直接ドクターにいろいろ聞くのが一番かと思います。


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