JSTQB ALの学習から学ぶ テストの心構え

この記事は、チームスピリット Advent Calendar 2021 22日目の記事です。

はじめに

こんにちは。BtoB SassプロダクトのQAエンジニアをしています中西です。
年の瀬ということで2021年を振り返りったところ、2月にJSTQB AL テストアナリスト、8月にJSTQB AL テストマネージャーに受験し、合格しました。
ということで、今年はJSTQB ALの学習と試験内容から、どう業務に活かせされるか考えてみました。

どのような試験なのか

実施要領はJSTQBの公式ページを参照ください。
なお、2021年2月のテストアナリストから設問数と試験時間が変わっていますので、ご注意ください。

試験問題の出題傾向

主要な試験問題は下記の3つに分類されているように感じます。

  1. 用語の意味、使い方が理解できているか

  2. 提示された条件に基づき、適切なテスト技法やテスト戦略を選択できるか

  3. テスト技法を用いて、正しくテストケースを組み立てられるか

特に2と3は長文問題として出されることが多かったです。

テストの心構え

情報の取捨選択
JSTQB ALの試験では限られた時間で、問いに対する情報をスピーディーかつ、正確に取捨選択することが求められます。
普段のテスト業務においても、開発体制の状況や仕様書をインプットとして、テスト戦略やテストケースを検討、作成すると思います。
テスト戦略やテストケース作成に必要な情報をスピーディーに取捨選択するためには、「必要な情報とは何か」を意識しながら作業することが大事だと思います。

正しく使う
当たり前のことですが、JSTQBのシラバスには品質、テストに関わる用語が多く掲載されています。また、普段のテスト業務においてもテストタイプやテストレベルを使って会話することが多いと思います。一方で、JSTQBの定義とは誤った使い方、理解をして会話することもあります。
JSTQBのシラバスに書かれている用語、言葉を正しく使うことは、テストに合格するうえでも、テストエンジニアとしても重要なことだと思います。

さいごに

JSTQBの試験問題は、テストに関わる知識だけではなく、課題把握能力も問う試験だと思いました。普段の業務でも「何が問題になっているのか」、「必要な情報は何か」を考えながら、仕事をします。それが癖になれば、JSTQB ALにも合格するはずです。

補足

受験者の皆さんが残したJSTQB試験体験記やJSTQB学習記録があります。


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